2018年行政書士試験について
ざっくりと講評してみます。
まだデータ分析はできていませんので、
あくまで、受験した私の感覚です。
このあと、分析の結果、修正する場合もありますので
ご了承ください。
まず、合格率は
10~12%程度と予想します。
法令科目
難易度・普通
(基礎法学)普通
(憲法)易しい(変なテーマが多い)
(行政)易しい(正解肢がはっきりしているものも多い)
(民法)難しい(典型テーマが少ない)
(商法)難しい(易難の差が激しい)
一般知識
難易度・難
(政経社)難(一般常識とは言えない問題も多い)
(情報系)普通(個人情報保護法は得点したい)
(文章理解)易しい(昨年ほど易しくはないが難しくはない)
以下、各問題についての短評です。
「◎」-易しい問題なので、合格するためには得点しなければならない問題
「〇」-合格するためには得点したい問題
「△」-難しいので得点しなくてもよい問題
【基礎法学】普通1/2
1)〇-エが迷うか。
2)◎-ア・オが分かりやすい
【憲法】易しい4/5
3)◎-ヒントが空欄の前の文章に書いてある。
4)〇-1・2で迷うか。テーマとしては細かい。
5)◎-常識的に2を正解と判断。
6)◎-一般知識的問題。
7)〇-空欄ア・イ・ウが分かれば正解できる。
【行政法】易しい16/19
(法理論)易しい。
8)〇-条文を読んでいれば解けた。
9)◎-肢4は易しい。
10)◎-肢5は易しい。
(行政手続法)易しい。
11)◎-典型テーマ。易しい。
12)◎-典型テーマ。易しい。
13)◎-典型テーマ。易しい。
(行政不服審査法)易しい。
14)◎-易しい。
15)◎-条文知識。易しい。
16)◎-空欄形式。易しい。
(行政事件訴訟法)易しい。
17)◎-肢3は易しい。
18)〇-肢1・3で迷うか。細かいテーマ。難しくはない。
19)◎-穴埋め。易しい。
(国家賠償法)やや難しい
20)△-細かく事例を読まないとけない分。△
21)△-肢5形式的当事者訴訟の典型事例ですが、結びつけられたか。
(地方自治法)易しい
22)〇-時事的な要素も。
23)◎-自主立法権について易しい。
24)◎-自治・法定受託の別とは関係ない。
(総合)普通
25)〇-ただ肢3は易しい。
26)〇-出題形式が特殊
【民法】難しい3/9
(総則)難しい
27)△-組合。難しい。
28)△-条件に関する問題。超難問。
(物権)普通
29)〇-物権というより総合問題。エ・オは比較的わかりやすい。
30)△-肢3。買戻特約。消去法で正解たどり着けるか。
(債権)難しい
31)△-肢1は難問。
32)〇-賃貸借の知識で肢は絞り込める。
33)△-事案が複雑なので時間がかかる。難問。
(親族相続)普通
34)△-離婚だが知識が細かい。難問。
35)〇-親族から2問。まじかよ。ただ、これは易しい。
【商法】難しい2/5
(商法)易しい
36)◎-易しい。
(会社法)難しい
37)△-やや難しい。
38)◎-易しい。
39)△-難しい。
40)△-剰余金としては基本だけれども、手が回っていないとすれば難しい。
【多肢選択式】易しい10/12
41)◎-3つは埋めたい。
42)◎-ゆっくり読めば、4つ埋められる。
43)◎-3つは埋めたい。
【記述式】易しい。30~40/60
44)〇-被告A県、義務付け訴訟は回答したい。不作為の違法確認訴訟は難しいか。
45)◎-択一知識を正確に書けるかが勝負。全部書きたい。書き方がきれいに書けるか。
46)◎-書面によらない贈与。履行が終わっていない。撤回。全部書きたい。
【一般知識】難しい7/14
(政経社)難しい
47)△-難しい。
48)〇-常識的に正解できるか。
49)△-難しい。
50)△-時事的な問題。難しい。
51)〇-常識的に肢4とできるか。
52)〇-常識的にイ・オを〇とできるか。
53)△-難しい。エは対象外と判断できそうだが。
(情報系)普通
54)△-防犯カメラ。難しい。
55)△-難問。
56)〇-肢1が正解と思われるが、肢4の可能性も。
57)◎-これは改正点。正解したい。
(文章理解)易しい
58)◎-「機能」と「意匠」に対応するものを捉えきれれば。
59)〇-肢アの「もまた」がポイント。
60)◎-穴埋め。易しい。
いまのところ、こんな感じです。
基本的な問題を確実に取れれば、難しい問題が取れなくても180点~190点は得点できる内容です。