くもり「歩くとなぜいいか?」大島清著より。もみじ

風を感じながら自然の中を歩いていると、確かに気持ちがいい。また、気の合った友人たちとの食事も楽しい。これらの幸福感はどちらも同じだったようだ。

「食」と「歩くこと」はつながっているらしい。ここにおもしろいことが書かれていた。それは「食」という字を分解すると「人」を「良」くするとなっていたのだ。食は人を良くすることのようだ。

何がどう良いのかはわからないが、よく噛んでよく歩けば健康的な生活を送れて、脳の老化を防げるともいう。実に単純なことだが、脳の専門家の医学博士が言うことだから聞いておいても損はないだろう。

さらに旺盛な好奇心さえあれば、食文化はいくらでも堪能できるらしい。しかもどこへでも歩いていけば、なおよいのだろう。筆者の経験からは、「食」と「歩」は快活に生きるための両輪だそうだ。