晴れ「他人に軽く扱われない技法」内藤誼人著より。チョキ

確かに、ある試験の結果が98点の人と95点の人ではほとんど差がない。本の売れ行きでも3万部売れた作家と3万5千部売れた作家では、大きな差とは考えられない。それが100万部ともなればすごい差である。

また営業マンの月の契約数が平均5件なら、それが8件だったとしても、誰も見向きもしてくれない。それが常に平均の5倍から10倍の契約を数年にわたって継続できていれば、周囲の見る目も変わってくるだろう。

注目され尊敬されるなら、圧倒的な差がなければならなかったのだ。外見の体格や強さならプロレスラーの体格と一般人ではまるで違っている。やはりプロの世界で生きている人は一見して違いがわかるものだ。

仕事では、まずは自分の得意な分野をつくることが第一で、そこに全精力を注ぐことがスタートとなる。あとは、どれだけ長く継続して努力を続けられるかだろう。筆者は心理学に詳しい。その能力を伸ばす努力をずっと続けているからこそ、評価されているわけだった。