晴れ『なぜ人は「体育会系」に弱いのか?』内藤 誼人著より。コムペンコンピュータ

これは自己暗示のメリットについてだった。武器とはふだん仕事などで使っている道具のことだ。これを使えば最高のパフォーマンスができる、と自己暗示をかけられるものをもっているといいようだ。

たとえば、ハードボイルド作家の北方健三さんは、万年筆にたっぷりとインクを注ぎ込むと、執筆の意欲がメラメラと沸き起こってくるという。人によってはパソコンの使い慣れたソフトがあるかもしれない。

つまりこだわりを持てるような武器を持つことで、実力を水増しできるようだ。暗示の力は強いらしい。ビジネスなら、ノートやペン、バッグ、電卓などだろうか。まあ、使っていてストレスがたまらないものがいいのだろう。

このペンを持っていると必ず商談がうまくいく、というようなものがあればいいのだが。しかし、逆にもしそれがたまたま身近になかったり、失ってしまった場合は、モチベーションが落ちてしまうかなぁ~・・・

また、道具とこだわりといえば、ほかの人が誰も持っていないようなオリジナルグッズを作って使用するというのも面白い。それは直接武器となるかは分からないが、話題性には一役かってくれることは確かだ。