雨「作家の条件」森村誠一著より。泣くクール最低

実に面白い表現に出くわした。ふだんあまりこんなことを感じたことはない。自宅で仕事をする作家ならではのことだろう。または自宅を仕事場として使用している人はそう感じるのかもしれない。

もし、外で勤務する人たちなら、ここでの仕事部屋とは職場のことになるのだろう。そう置き換えるならばわかりやすい。毎日職場に行くならそれほど感じられないことだが、数日間の連休のあとでは、仕事に臨む際には緊張するものだ。それは気圧の高さだとも考えられる。

森村氏は、気力、体力が衰えているときは、仕事部屋に入ろうとしても高い気圧にはね返されてしまうような気がすると述べている。なんだかわかりそうだ。どんな仕事もある程度気力、体力が充実していなければ、いい結果を望めないものだ。

森村氏のように脱サラをして作家になった人や自営業、自由業の人はみな、定期健診がないから、自分で健康管理をしなければならない。そこで、氏にとっては“私の健康法「飽きない秘訣」”というものがあった。

それらはまず、歩くことで、その際途中医者に寄ることもあるそうだ。またデジカメを携行して俳句とともにホームページにアップするという。「写真俳句」を考案し提唱したのは森村氏だったのは有名だ。

これら「趣味と実益と健保の三点セット」をやっていることが、飽きもせずにつづけられる秘訣だと考えている。参考になりそうだ。いずれにしても、いつも職場の気圧を低く感じていたいものだな・・・