晴れ「朝日新聞土曜版」2009.11.21付けより。泣く汗グー

“悩みのるつぼ”という質問コーナーで評論家の岡田斗司夫氏が回答しているなかでのフレーズ が気になった。それは次のような表現だった。“幸せとは「不幸の回避」ではなく、「乗り越えるのが楽しい不幸」だと思います。”と。

これは、ある主婦(34歳)からの「結婚して7年になり夫は子供が欲しいというが、自分は子供が欲しくない。そして、夫の希望には答えたいが抵抗がある」という悩みに答えたものだった。

つまり願望は、「子供が欲しくない」と「夫の望みをかなえてあげたい」という2つが矛盾したものだったのだ。岡田氏はどちらかをあきらめるしかないというが、それは当然だろう。

ここでの不幸とは、「育児ストレス」「夫の論争や口論」「自分はこのままでいいんだろうか」などを想定している。いろいろ考えられるなかで、夫と二人で乗り越えるのが楽しそうなものを考えるべきと提案している。

一見自分には不幸と思えることも、楽しく困難を乗り越えられればそれに越したことはないだろう。それは可能だろうか。簡単ではなさそうだ。結局、夫婦どちらもある程度の妥協をしなければ無理だろうなぁ。