水陸往復行動が男と女に与えた影響(3)・・・人類の進化理論


「内尻尾化」と「低体温化」の影響

松雲のブログ

シーシャトル行動が女性に与えた影響の主なものは、尻尾が退化し「内尻尾化(進化というかも知れない)」したことと、深部体温が約1℃落ち、「低体温化」したことだ。
内尻尾化による影響は、「産道口の前面への移動」により、正対性行動が可能となり、また、早産を防止して長期妊娠が可能となったことだ。さらに、尾骨は脊髄に付随しているだけに血流が良く、殿筋を動かすことで、熱を発生させ、深部体温コントロールが可能になったことだ。
「低体温化」の影響は、免疫力の低下のようなもので精子拒否機能が低下し、着床率を高め、生理周期が、チンパンジーでは35日だったのが28日になり、着床チャンスの増大となった。

大きいのは、低体温化と内尻尾化で、深部体温をコントロール可能なものとした結果、発情という本能行動の呪縛から解放される。
人類の進化は、二足歩行によるところだ大であるが、「内尻尾化」と「低体温化」の影響は、進化の中で女性の役割を決定的なものにしていく。



強姦が生起する動物になった!

正対する性行動というのは、一般的にいう「正常位」だ。
正常位というのは、海洋動物に特徴的な行動だ。

原因は、尻尾が体内に取り込まれたり、身体が直線化することで、メスの産道口が身体前面に移動するためだ。
人類の場合も、内尻尾化で女性の産道口が前方移動し、正対した性行動が可能になった。


動物の交尾のやり方であるマウンティング即ち後背位は、メスが同意しなければ一般的には不可能だ。

マウントされてもメスは、前に進んで、逃げてしまう。

一般的には、動物の場合は、強姦が成り立たない。


人類が正対した性行動が可能になったことで、男性が女性に体重を預けて、暴力行動をすることで、女性の同意を得ない性行動、即ち、強姦が生起するようになった。
人類の進化の中で、それぞれの動物が持つ、「繁殖秩序」が存在するが、人類の繁殖秩序は、崩壊していく。

強姦の発生もその一つだ。


」強姦という女性の同意を得ない性行動は、動物一般に行われる、「オスによる子殺し」を人類から消滅させた。

子連れの母親は発情しないため、オスは、子殺しをし、同意による交尾を目指すが、強姦により、女性の同意を得ない性行動が可能となり、子殺しの必要性がなくなった

。性行動で、関係のない子供がとばっちりを受けて殺されることはなくなった。


人類は、シーシャトル行動で、水陸両用対処機能を持つようになっていくが、正常位は性行動の水中仕様で、後背位は、陸上仕様と言った面もある。


 強姦というのは、始末が悪い側面があって、一般的に、着床率が高くなる傾向がある。

女性の同意の中で性行動というのは、女性の側に、子孫の質を確保するために、ハニートラップ機能が働く。

精子を暖かく受け入れるはいいが、体温を上昇させたり、アルカリ性の分泌物で弱い精子を殺すハニートラップを仕掛けておいて、生命力に溢れる精子だけを取り込もうとする機能が働く。

強姦の場合はハニートラップが機能しない。

従って、着床率が高くなる。


女性の場合、強姦のように、生存か子孫かという選択を迫られるとき、生存を選択し、子孫を残す機能をいち早く放棄する。

生存危機の時に妊娠しても育てられないためだ。

子孫を残す機能の放棄が、タイミング悪く、排卵を促し、着床するという事態もある。

強姦は、人類の繁殖秩序の崩壊の問題として進化上、現代でも解決されていない。


「女性の同意を得ない性行動」というのは、反面で、「女性の同意を得る行動」即ち「女性の選択制」を認識させていく。「女性の意志」が認識されていく。


メスを巡ってオス同士が争って、交尾権を獲得しても、メスは負けた方を選択する場合があるとしたら、オスはメスを巡って闘争しない。