ついに、先日「君の名は。」を見てきました。
遅くて、すいません。

目的はやはりどのように組紐が伝えられているのか、どういう紐が使われているのかを確認すること。

その場にいた人達とは恐らく違う目線で見ていたと思いますw

で、どうだったかというと。

号泣。

映画って本当にいいですよね~。

素晴らしい内容ですので、皆さん是非見に行っていただきたいです。

組紐や結びのこともしっかりと伝えていただいてありがとうございます。

ただ、紐屋としては言いたいことがいくつかあります。

まず、あの紐は何かよくわかりません。

出てきていた組台が綾竹台と丸台。
丸台では袋状は無理だと思うので、綾竹?
綾竹で調べてみましたが、表に出た色は裏に出るから表と裏の色が違うのは無理なのでは?

染め分けした糸を使って組んだとしても、あんなにきれいに色が別れることはないはず。

ということは後染め?

さらに言うと、見た感じがふわふわしてるのに、髪結びにした時にしっかりとちょうちょ結びの形が決まっているのはどういうこと?
ふわふわしている感じはおもりがめちゃくちゃ軽くないと無理だし、そんなのほとんどしない組み方。

ということで、アニメならでは紐で、現実的ではない紐だと思います。

全く同じ紐を求められても無理ですし、近い紐をって言われても無理です。

だってよくわからない紐ですからw

ただ、劇中に出てきた帯締めの紐はうちにもありますし、組めますよ。

そういうご要望は大歓迎です。

ともあれ、これを機に組紐に興味を持っていただく方が増えたのは嬉しいことです。

ぜひ、これからも組紐を宜しくお願いいたします。