第9回 城南消化器内視鏡外科研究会 | 昭和大学消化器・一般外科のブログ

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日増しに暖かくなり、早春の息吹を感じるこの頃です。

皆さんお変わりございませんかクローバー

 

先日、第9回城南内視鏡外科研究会が開催されました。

この研究会は城南地区の鏡視下手術の普及を第一の目的として、東邦大学の 金子 弘真 教授と昭和大学の 村上 雅彦 教授のお二人の尽力により立ち上げられ、今回でなんと9回目の開催となりました音譜

 

 

 

 開会の挨拶 村上 雅彦 教授

 

                                           

 金子 弘真 教授

 

 

今回も、地区の開業医の先生方を含め、多くの方に参加していただきました。ありがとうございます爆  笑

 

 

ところで、多くの先生方を見て、以前から疑問が再び湧き上がってきましたが、「城南地区」とは具体的にどの地区を指すのでしょうか。地方出身の私としては、分かったふりをして今まで生きてきましたが、この機会にようやく調べてみることにしました。

 

 

東京23区は、歴史的背景、立地やエリアの機能・役割などに応じてグループ分けされており、城東・城西・城南・城北とは、江戸城、つまり現在の皇居を中心として、その東側、西側、南側および北側の方角にある地域を指しているようです。具体的には、皇居のある千代田区以外の22区を4つに分類しており、城南は港区、品川区、目黒区、大田区の4区に当たるようです。


                 皇居

 

 

さて、今回の研究会の内容に戻ります。

第一部は、「上部消化管」「下部消化管」「救急」の疾患について、自設内の内視鏡外科手術の取り組みについてでした。

 

 

第一部の司会をされた 藤森 聰 先生(左;昭和大学病院)、船橋 公彦 先生(右;東邦大学医療センター大森病院)

 

 

 

1人目にNTT東日本関東病院 里舘 均 先生から、縦隔鏡を用いた食道癌手術についてご発表いただきました。

 

 

                         里舘 均 先生

 

 

2人目に東邦大学医療センター大森病院 鏡 哲 先生から、会陰アプローチを先行した直腸癌手術についてご発表していただきました。

 

                         鏡 哲 先生

 

 

3人目に牧田総合病院に出向中の藤井 智徳 先生から、急性虫垂炎に対する治療方針とその成績についてご発表いただきました。

 

 

                         藤井 智徳 先生

 

 

 

第二部は特別講演という形で、新東京病院 本田 五郎 先生より、腹腔鏡下胆嚢摘出術における組織学的解剖を理解した手術手技についてご講演いただいきました。

                    第二部の司会をされた 田村 晃 先生

 

 

                        本田 五郎 先生

 

 

 

2011年から始まった城南消化器内視鏡外科研究会は今回で9回目を迎えましたが、残念なことに次回の10回目で本研究会の歴史が幕を閉じるとのことです。しかし、今後も今以上に外科医による内視鏡手術は必要であり、当教室のみならず城南地区において低侵襲手術である胸腔鏡・腹腔鏡手術の技術向上にむけて一層努力していきたいと思いました。

 

 きたじま