小学校教師の竹内しのぶ。担当児童の父親が殺された。家庭内暴力に悩んでいた児童と母親に嫌疑がかかるが、鉄壁のアリバイが成立。しかし疑念を覚えたしのぶは調査を開始。子供の作文から事件解決の鍵が、たこ焼きにあることに気づく。教え子たちを引き連れて探偵ごっこを繰り広げる痛快シリーズ、第一弾。

 

 

しのぶセンセシリーズというのがあって、これが第一弾らしい。

 

しのぶセンセは二十五歳、独身。短大を卒業し、小学校の教壇に立つようになって五年になる。大阪の下町で育ったせいで言葉は汚く、身のふるまいは万事がさつで繊細さのかけらもない。おまけに口も早いが手も早いのだとか。

 

大阪弁の語り口がおもろうて、深刻な話もなんややわらしゅうてテンポよく軽く感じる。あけっぴろげなしのぶセンセの魅力でついつい読んでしまいます~。それにあんまり難しいことあらへんし。

 

小学生の男の子たちは、純朴で元気があって可愛らしなぁ。

 

 

文庫本の帯

痛快シリーズ第一弾

女先生だから解ける謎がある。

彼女のいるところ、事件が起こる

ドラマ化された東野圭吾のユーモアミステリー!

アリバイも、家庭の問題も、しのぶセンセの大胆推理ですべて解決!