自分にとって今年(2021年)の一冊。

 

一昨年は、エリーさんのブログに触発されて宮本輝『流転の海』シリーズと『ミレニアム』シリーズとした。昨年は、これが“推し”だという強烈な本はなかったが、安部龍太郎『家康』シリーズにした。

 

さて今年は何だろう?

 

下に月別読書一覧を記しているが、ま、どの本も面白かったし、思い入れがあるけれど、シリーズ物はない。単発の本になる。

 

正月から大河ドラマ『鎌倉殿の十三人』が始まる。その原作本といわれる永井路子『北条政子』にしようか。ずいぶん昔に書かれたようだけど、今読んでも新鮮さが失われていない。不朽の名作として語り継がれる本ではないだろうか。

 

12月になって、三浦しをん『愛なき世界』を読んだ。久しぶりに読む三浦しをんは『舟を編む』『神去なあなあ日常』などのようにやっぱり三浦しをんが好きなんだなぁと思う。

 

ま、ここでけりをつけようか。はい、今年の一冊は永井路子『北条政子』。

 

 

2021年1月

安部龍太郎『等伯』

原田マハ『異邦人(いりびと)』

歌野晶午『葉桜の季節に君を想うということ』

柚月裕子『臨床真理』

朝井まかて『ちゃんちゃら』

青山文平『かけおちる』

 

2月

乾くるみ『イニシエーション・ラブ』

青山文平『遠縁の女』再読

澤田瞳子『火定』

安部龍太郎『宗麟の海』

澤田瞳子『腐れ梅』

葉室麟『恋しぐれ』再読

 

3月

西條奈加『心淋し川(うらさびしがわ)』

安部龍太郎『平城京』

澤田瞳子『孤鷹の天』

 

4月

安部龍太郎『姫神』

西條奈加『六花落々』

西條奈加『九十九藤』

西條奈加『はむ・はたる』

 

5月

宮尾登美子『朱夏』

宮尾登美子『仁淀川』

澤田瞳子『日輪の賦』

 

6月

葉室麟『緋の天空』

荒川徹『神を統べる者』

 

 

7月

玉岡かおる『天平の女帝 光謙称徳―皇王の遺し文―』

宮尾登美子『櫂』

 

8月

三浦綾子『海嶺』

安部龍太郎『黄金海流』

宮部みゆき『昨日がなければ明日もない』

 

9月

安部龍太郎『浄土の帝』

内館牧子『すぐ死ぬんだから』

安部龍太郎『彷徨える帝』

 

 

10月

スティーグ・ラーソン『ミレニアム2 火と戯れる女』(下巻)

永井路子『炎環』

赤井三尋『翳りゆく夏』

宮尾登美子『春燈』

永井路子『北条政子』

 

11月

伊坂幸太郎『フーガはユーガ』

坂井孝一『承久の変』

伊坂幸太郎『砂漠』

麻耶雄嵩『隻眼の少女』

 

12月

東野圭吾『探偵ガリレオ』FILE 1

三浦しをん『愛なき世界』

湊かなえ『続・山女日記 残照の頂』