8/27(日)は晴れたので相良村の仰烏帽子山(のけえぼしやま)に登った。
マラソン、トレイルランのためのトレーニングの一環として、タローが同行。
出発から帰宅まで時系列で記述を進めるのが通常であるが、今回は時計の針を逆回転してみよう。
登山を終えた後のアフターケアのために五木温泉を利用したのであるが、露天風呂でたまたま出会った人が五家荘の高塚山に登って来たという。どの山に登ったのかと聞かれたので仰烏帽子と答えると、
「今は何もないでしょう?」
と言われた。
確かに何もなかったといえばその通り。仰烏帽子は福寿草の群生地として有名で、福寿草を見るために登山者が殺到する。そのシーズンが終われば、ほぼ誰も訪れることがないのだ。
ホントに何もなかったのかといえば、いろいろとあった。
まずは登山口までの車道。元井谷登山口、第2登山口へと移動するのであるが、道路上のあちこちに落石が放置されていた。一応舗装されている道である。おそらくは落石の除去作業が複数回行われたに違いない。それでも自動車が通過するには邪魔になる結構なサイズの落石があって、タローに車から降りてもらって10個ほど除去してもらった。小さな石は華麗なるドライビングテクニックを駆使して、避けた。
それから路上で出会った動物がいた。5匹連れのウリボウが我々に遭遇すると、一列に並んで慌てて山中へと引き返した。もう一つは小鹿。ウリボウと同じように道路から山中に逃げ込もうとしたが、土砂と石ころを蹴落としながら柔らかい土地に急斜面を二、三度同じ土をひっかいてずり落ちそうであった。何とか森に逃げ込んだけど・・・。小鹿は山中でも出会った。森をわが庭として、視界の右端から左端へと飛び跳ねて通り過ぎた。その身の軽やかなること、ただ眺めるだけで羨望。
登山口までの道路がこのような状況であるから、登山路がどうなっていたか。
後でとんでもないことになる。(続く)
さりながらあれこれありぬ捨団扇/がね






