12/6(火)は医師会の忘年会だった。医院の後を継いでいる長男のセイヨーさんが出席して、Dr.ホンダは顔を見せなかった。

 

20年前からの10年間ほど、Dr.ホンダに可愛がってもらった。

50才を過ぎてゴルフを始めたのは、Dr.ホンダと酒を飲むときにゴルフの話になると寂しい思いがして、共にゴルフの話に興じたいと思ったのが動機だった。週1回、それぞれが読んだ本を持ち寄る勉強会にも参加した。都庁を退職後、中国で日本語の教師をしたDr.ホンダの弟さんの案内で山東省曲阜の孔子廟を訪ねたこともある。旅行の1か月前から中国の春秋戦国時代などの歴史を勉強することが義務づけられた。

 

その頃はほかの誰とも付き合うことなく、ただDr.ホンダとのみつきあった。つきあったというより引っ張り回されたという方が正しいのかもしれないが、密度の濃い交友関係にあったのは間違いない。なによりも一緒に酒を飲むときにお相伴に与っていた。

 

 

そしてここ10年くらいは顔を合わせることがなくなった。その理由としては仕事上の関りがなくなったことが基本にあるのだけれど、Dr.ホンダ塾から巣立ったと見るべきなのかもしれない。もろもろの基礎を学んだ後の応用編は自分自身でやってみるといったところか。

 

劉邦と諸葛孔明の水魚の交わりという言葉があるが、それ程のことではないにしても、相互に師弟関係を超えた愛情があるのだ。

 

セイヨーさんが「自分がセットしてみようかな」と言う。日時を決めておいて夜の飲食店で偶然に遭遇したというシチュエーションを作る、というのだ。なんとなくバレバレ感が否めないが、それでもサプライズとしてDr.ホンダに喜んでもらえるのではないか。