映画「グリース」と同じく映画「サタデー・ナイト・フィーバー」もまた同じく観ていないが、これはもう社会現象といっていいほどのインパクトがあったので、知らないということはない。実はディスコにも行ったことがない。ディスコ・ブームの頃はといえば、ユキノさんの新宿百人町のアパートでウォッカのストリチナヤを生で飲んでいたかな。バブルの真っ盛りの世の中を横目に見ながら、極貧の生活を送っていた。アルバイトで映画やTVドラマのエキストラの登録をしたことがあり、ときどき声がかかった。無職でいつも暇なので断ったためしがなく、結構あちこちに出かけた。作品名は全く知らないが、あるときディスコ内での撮影があった。早朝に待ち合わせ場所に顔を出すと、撮影場所に連れて行かれて、ほとんどが待ち時間なのだが、ほんの数分かそこらの撮影の背景の一部として使われる。映画やテレビに映っているものもある。唯一、自分自身でも見たことのあるのが、熱血泣き虫先生がラグビーを指導するTVシリーズ。ラグビー場の観客の一人として、顔がはっきり分かる程度に写っている。要するにその頃がねは都会の片隅で底辺の生活をしていたのだ。だからディスコなどというのは対極にあった。

 

そんなことよりライナーノートを記しておこう。:ディスコでの踊りに青春を賭けるニューヨークの下町の青年トニー(ジョン・トラボルタ)が、ダンス・コンテストのパートナーに選んだ女性ステファニーへの愛を通じて人生の真実に目覚めるといった内容の作品でした。ディスコのシーンに流れたビー・ジーズの<恋のナイト・フィーヴァー>、<ステイン・アライヴ>そして<愛はきらめきの中に>の三曲が、いずれも全米ヒット・チャートの1位に輝く快記録で話題を集めました。この他にも、数多くのディスコ・ヒット・ナンバーが使われ、全世界にディスコ・ブームを呼び起こしたものです。

 

そうだったか。ビー・ジーズのファースト・アルバムのLPレコードを持っていて「マサチューセッツ」なんかが収録されているのだけど、この頃のビー・ジーズといえばもうなんていうのか、売れまくりだった。聞こうと思わなくてもどこからともなくビー・ジーズが流れてきた。