同級生の高野誠一くんが5月2日亡くなったと知らせがあった。
翌3日、出勤途中に湯冶くんぼちゃんからケイタイが鳴り、職場に着くと机の上に熊本県社会福祉法人経営者協議会からのFAXが置いてあった。
5月4日(水)午後半日有給休暇をとり、14時から行われる葬儀に参列する。
がねの父方の祖母とせいちゃんの祖父が兄姉というので、親戚付合いをさせてもらっていたので、子供の頃はよく知っていた。がねの中学生の頃、父親入院中はせいちゃん家で預かってくれて、そこから数か月間学校に通った。枕を並べて寝ていた。親の世代には随分と可愛がってもらった。
それぞれが成人してからは疎遠になったのであるが、せいちゃんは前途洋々たる未来を見据えて邁進していった。家業の土木建設業を継いで社長になり、そして若くして熊本県議会議員になり当選回数を重ねた。身体を壊した頃に引退し、現在は二男が現職の県議である。後年は社会福祉法人至誠会理事長であり、特別養護老人ホーム安寿の里を経営した。
これほど頑張った同級生は他にいないのでないかというくらい頑張った。しかしどこかで無理を重ねてきたのだろう。若くして身体を壊してしまった。それからは入退院を繰り返し、闘病生活が続いた。せいちゃんは普通の人の3倍も4倍も多くの経験をしたことだろう。紛れのない成功者の一人であるが、生き急いだ感が否めない。
せいちゃんは誰のために何のために生きたのか。自分のためであることは勿論だが、それ以上に家族や地域社会のために生きたのだろう。
やすらかにお休みください。

