久しぶりにジローネタ。


 ジローは大学3年生。熊本市内のアパートに暮らしている。めったなことで家に帰ることがない。外食をせず、ほとんど毎日自分で作ったパスタを食べている。


 インスタントラーメンばかり食べていたい時代と少し変わったのかなと思うが、ジローに言わせると、インスタントラーメンよりパスタが安く済むという。


しらぬいのがね-熊本市電


 学資、アパート代、ケイタイの費用を親が負担しているから赤貧ではないけど、学生の生活は昔も今もこんなものだろう。貧乏暮らしを経験すると、貧乏に耐える力がつく。その後の暮らしぶりによい影響を与えると思う。


 長く生きているときっとつらいときがある。貧乏なときがある。だけど、あのときはもっと貧しかったという体験があれば、「なんだこれくらい」と開き直ることができるかもしれない。そうはいかないかもしれないけど。


しらぬいのがね-これもコンビニ


 なぜジローネタを持ち出したかというと、ひょんな成り行きからジローのアパートを訪ねて、寿司を食べに行こうじゃないかということになったのだ。

①ジローに届けるものがあった。

②その日、タローは職場の人たちと焼き肉に行くことになっていた。

③前に、ジローが一度食べに行きたい寿司屋があると言っていた。

 この3つの組み合わせで、そういうことになった。


 仕事を終えてから、カミさんと2人でジローのアパートに行くことにしている。実は、引っ越しのとき以来一度もジローのアパートに上がったことがない。一、二度届け物をしたときは外で待ち合わせて済ませた。


 これが最初で最後のチャンスかもしれない。親の方がウキウキしている。