不知火町は平成11年台風18号による被害を受けました。特に大きい被害を受けたが松合地区でした。大潮と台風とが重なって、高波による浸水に見舞われ、12人の方々の命が奪われました。逃げ切れずに亡くなられたのは高齢者と子どもでした。


しらぬいのがね-潮位を示すモニュメント


 hisalinさんが、三角港から国道266号線をJR松橋駅まで自転車で走ったとき、旧松合港に立ち寄りました。潮位がここまで達したというモニュメントを見たとコメントしてくれました。


しらぬいのがね-復興後の街並み


 高潮被害を受けた後復興に取り組み、堤防の高さ、土地のかさ上げ、区画整理が行われ、白壁土蔵造りの街並みも修復されました。壊滅的な被害を受けた地域が、今では広くて立派な道路となり、真新しい家が立ち並ぶ街並みへと変貌しました。


しらぬいのがね-白壁


 松合地区を活性化させるために、松合活かそう会による朝市、文化保存活動、歴史研究会など、様々な活動が日常的に行われています。これらは地元に暮らす人々のボランティアによって運営されているのです。


しらぬいのがね-ウォーキング


 自分が暮らす街は自分たちで作るという気持ちが、被災を経てより強く生成されているのではないかと思います。