B.ワトソンがプレーオフを制して、マスターズの優勝を飾った。
これまでは普通にババ・ワトソンと言っていたのに、ブバ・ワトソンだとか、ブッバ・ワトソンだとか言い始めたのに違和感があったが、ババだと婆(ばば)を連想させるからマスコミが嫌ったのかなと思った。
ババ・ワトソンを見ていると、なんだか好き勝手にゴルフをしているようだ。プレーオフの2ホール目、木が邪魔してグリーンをまっすぐに狙うことができないところから、左利きのババ・ワトソンが40ヤードのフックを掛けてオンさせた。例えて、魔術師とも言われる。
だけど、ババ・ワトソンがゴルフを一番楽しんでいるように見えてならなかった。緊張がないはずがないし、勝利が欲しくないはずもない。それでも身体の動きが跳ねている感じで、勝っても負けてもそれは結果であって、結果は後から付いてくるというような動きに見えた。
ニュースを見たあなた、ババ・ワトソンの横顔がいたずら好きなジョン・レノンに似ていると思いませんでしたか。