さて、永田さんは「五家荘 森の文化」の「あとがき」に次のように記しています。


 培われてきた「森とともにうまく生きる知恵(森の文化)」をテーマにして、五家荘そのものを書き残して、「活き活きとした五家荘」を後世に伝えていこうと思い立って書いてきました。


 永田さんが「あとがき」に書いておられるように、一つの行事がどのような内容のもので、それはなぜ行われるのか。そこには森とともにうまく生きるための知恵が隠されているのです。その謎を解き開けしていくことが、永田さんがこの本を書こうとした動機だったのです。