本を出すとAmazonのランキングが気になるもので、さらに楽天ブックスまでチェックしましたw

「人との比較なんてする必要ない」と普段言う人も、ネットユーザーの著者はほぼ全員チェックするのがこのランキング。そういうものです^^;

「心理学」の売れ筋ランキングをみてみると。



1位:嫌われる勇気ー自己啓発の源流「アドラー」の教え(岸見一郎・古賀史健)
2位:拙著!
3位:幸せになる勇気ー自己啓発の源流「アドラー」の教えⅡ(岸見一郎・古賀史健)
4位:人生を変える勇気・踏み出せないときのアドラー心理学(岸見一郎)
・・・
アドラー、勇気、そして岸見先生ばかりではないですか(笑)

『嫌われる勇気』すごく売れている本だと聞いたときは納得でした。内容はけっこう小難しいけど、タイトルがぐさっときたのです。

僕アメブロをつかってますでしょ。そうするとアメブロの運営会社さんが編集するニュースとか雑誌記事みたいなのをちょくちょく目にしますが、それで思ってました。

「そんなに人に嫌われたくないの?」って。

だって、同性に嫌われない、異性に嫌われない、上司や部下や友達や同級生に嫌われないなど、嫌われないための特集でいっぱいでしたから。

年齢にすると10代後半から40代くらいかな。別にいーじゃんよ、嫌われたって! って軽く思っていたら、『嫌われる勇気』が登場しました。

世相をズバッと切り取ったタイトルだと感じました。

嫌われるのに勇気が必要な、時代であり世代であり世の中の空気だということ。

その後、『幸せになる勇気』『人生を変える勇気』と出て、それだけ勇気を失っている人が多い時代なのでしょう。同時に、勇気が必要だとも感じている。

「勇気」って何なのでしょうか。辞書をひくと、「困難や危険を恐れない心」とあります。楽したい、安全に生きたいという気持ちの反対です。

日本ほど安全で効率的な社会は、世界を探してもほとんどありません。日本は世界一勇気の要らない国なんです。そんな国でなぜ「勇気」が注目されるのか?

勇気を失った人達が、一連の岸見アドラー本で失ったことを自覚し、そして勇気を取り戻したいと願ったのではないでしょうか。

そうそう。僕はいちど岸見先生のご講演をうかがったことがあり、下記のブログ記事でも報告しています。

嫌われることを恐れるな!

たいへん誠実なすばらしい先生でした。