新宿末広亭での僕の披露興行初日。鈴本の初日でもそうでしたが相変わらず雨。予報では止むって言ってたのに!末広亭は雨が降ると幟が濡れてしまうので出せません。夕方からやっと小雨になったので幟を出してもらえました。雨のため途中から一本だけでしたがそれでも嬉しいです。


 漫才のにゃんこ金魚の金魚先生は毎回披露興行では新真打の乗った特別バージョンの自家製髪飾りを乗っけます。先生の頭にちゃんと僕が乗ってて、うちの師匠もニコニコして写真撮影してました。このスリーショット嬉しいです。


 前半はたまたまでしょうが女流祭みたいな番組になってました。前座が菊之丞師匠のお弟子さんのまめ菊さん、二ツ目が我が一門で笛も担当してくれた一花さん、その後がこちらもめでたい新二ツ目昇進披露中のきよ彦さん、その後が僕も大変お世話になってるこみちママ。これだけ女性ばかりの披露目も珍しいでしょうね。華やかで良いですね。



 末広亭の披露口上は鈴本演芸場の権太楼師匠に代わりさん喬師匠が上がってくださいます。お稽古もして頂いてますし、お客の頃から大好きな師匠です。第一声が「柳枝師匠のことをよく知りません」だって(笑)いやいや、色々お仕事ご一緒させていただきましたよ!「入った頃は可愛らしい前座さん、その後ずいぶん太りました」って!その通りですよ!その後はちゃんと持ち上げて下さって素敵な口上をしてくださいました。嬉しくてニヤニヤしちゃいました。

 市馬会長は本当に名跡の重さを感じる熱いご挨拶。歌舞伎にも精通してらっしゃる市馬師匠ならではの口上に熱いものが込み上げます。今回この襲名を一番喜んでくださったのが市馬師匠ですから。本当にこの会長の下で柳枝襲名の旗を挙げることができて良かったと思います。どこまでもついていきます、会長!

 うちの師匠は入門の経緯から後ろ幕の説明までじつに丁寧に話してました。まさか立ち上がって幕の説明までするとは思いませんでした(笑)それにしてもほぼ全員が「柳枝はお金持ちのお坊ちゃん」と説明します。まったくそんなことないのに。そんなこと言われたら祝儀が来なくなります。師匠方の営業妨害ですな。

 でも憧れだった師匠方に口上を述べてもらえるというのは、真打になって一番幸せを感じる瞬間なのかもしれません。自分のために頭を下げてくれる師匠方を見ると毎回涙が込み上げてきます。

 トリは「明烏」を演りました。なにしろお金持ちのお坊ちゃんキャラクターの時次郎が大活躍しますからぴったりでしょ?お客様も大変温かく、楽しく演じることができました。お足元の悪い月曜からご来場頂いたお客様に厚く御礼申し上げます。次の末広亭の出演は8日(木)です。是非ともよろしくお願いします!ご来場お待ちしております。

柳枝