売上高39位のスバルは、それに応じたレベルでホームページで統合レポートで情報を開示しています。
アメリカでSUVが売れている自動車メーカーらしい取り組みとして技術と独自性が前面に出たPRとなっています。
特徴的な点として、
ホームページでは、「EV車アメリカ評価1位」や「スバルらしさを従来にないスピード感で」や「大泉新工場でこれからのモノづくり」は印象的で、将来性や持続可能性を感じられます。また、統合レポートでは、「LCA」が車種別に実施されている点や「SUBARUの森」の実績は素晴らしいと思います。
課題としては、
統合レポートで、「CEOメッセージ」が個人的な内容が少なめな点、「カーボンニュートラル」が今後のSCOPE3をどうするかという点や「コンプライアンス」で今後の抑止力をどうするかという点がわかりにくいように見えます。また、「SUBARUの森」が生態系などにどういう影響を与えているのかという点も説明があると良いと感じました。また、日本の主要産業である自動車産業はもはや単にいい自動車を作っていればそれで済む訳ではないように思います。今後の少子高齢化をどうするかや国際競争力をどうするかなど、日本の課題に正面から向き合う姿勢は必要だと思います。そういった意味で、移動しなくて済む社会の構築に寄与する技術などは自社の将来の事業リスクヘッジとして小さく検討してもいいんじゃないかと思います。
さらに、SUVを主力製品としているなら、野生生物に対するロードキルの問題にも取り組みを見せた方が良いように思います。
興味がある方は、スバルのホームページの内容をご覧ください。
独自性を感じる企業の各種の素晴らしい取り組みを知ることができます。