売上高37位のアイシンは、やはりサステナビリティ情報の開示もトップクラスで、ホームページや統合報告書があります。

しっかりした技術に裏付けされた企業活動は持続可能性(サステナビリティ)を十分に感じます。その事業活動がいかに社会の持続可能性をも高めているかが理解されやすくなると、さらにサステナビリティに関する社会的な認知度も高まるのでしょう。

 

特徴的な点として、

ホームページでは、「3分でわかるアイシン」は企業紹介として優れています。また、「強み」はグループ総合力、技術開発力、モノづくり力と明確です。「サステナビリティ」は目指す姿が、SDGs2030、全員参画、ステークホルダー、事業活動を通じた社会課題の解決と明示されているのが印象的です。さらに、DXの実績も先進的です。

 

課題は特にありませんが、

ホームページで、環境について、脱炭素社会、循環型社会、自然共生社会という目指す先が専門家としっかり議論されているかが不明です。また、自然共生社会でなぜ希少生物を対象としているのか不明です。また、資源投入量と排出量で、INとOUTの検証や判断や目標が不明です。また、各工場の排出基準に対して、アイシン基準の考え方が不明です。この辺の説明があるとより理解されやすいように思われます。

取り組みや事業については先進的であり、その社会的な成果を具体的に示せれば、より理解が深まると感じられました。また、自動車そのものを販売しているのではありませんが、自動車のCO2排出、カーシェアリング、渋滞、野生動物のロードキル、高齢者の免許証返納を促進などは社会的な問題ですので、そういう特徴的な活動に対する取り組みなどもあるといいなと感じます。

 

興味がある方は、アイシンのホームページで「サステナビリティ」の内容をご覧ください。

しっかりした技術に裏付けされた取り組みを知ることができます。

https://www.aisin.com/jp/sustainability/