売上高3位の三菱商事は、それに応じたレベルでホームページやサステナビリティレポートで情報を開示しています。論理的な記述は、深い検討が裏付けとしてあるようです。よって、記載している情報の開示も適切性が高いように見えます。

 

特徴的な点として、

社長メッセージでは、社会情勢の判断がしっかり記述されており、会社の方向性が正当性があるように見えます。また、マテリアリティの検討がしっかり行われている様子が見え、取り組みの実効性があるように見えます。さらに、サステナビリティマネジメントでは、「サーモン養殖のライフサイクルアセスメント」など商社ならではの社会課題への取り組みが伺えます。また、サステナビリティレポートでは、見やすい動画で紹介されている点とESGデータがデータファイルで公開されている点が優れています。

 

課題は特にありませんが、

これまでの事業での社会貢献や環境影響など歴史を踏まえて今後のビジョンが提示されると、将来の実施事項がよりリアリティのあるものとして提示されるのではないかと感じました。商社はサステナビリティに関して多くのことができる可能性がありますが、その一方で、サステナビリティに反することを行う可能性も大きいです。ぜひ、世界の国や政府や国民を広く巻き込み、良い方向に導くこともできる可能性があることをしっかり意識して業務を進めていることが見えているといいと思いました。個人への浸透は今後の課題ではあるのだろうと感じました。

 

興味がある方は、三菱商事のホームページの内容をご覧ください。

多方面に渡る素晴らしい取り組みを知ることができます。

https://www.mitsubishicorp.com/jp/ja/sustainability/