テレビ局も色々たいへんそうですね。
企業の幹部は概ね20年から30年もしくはそれ以上の勤続年数の方がほとんどかと思います。つまり業界や企業内側の論理にどっぷり浸かってきた方々が認める行動が企業内部では実施されます。企業の幹部は、その立場にいるのが大概の方はもうそう長くない、なのであまり企業の陰部を見たいとは思わない。まあ、それは人情というものでしょう。
ただし、トリプルボトムラインで言えば、検収など会計の不適正、化学物質排出の不適正、人材活用の不適正は、普通にしていれば起こりやすいもので、だから、定期的なチェックが必要です。検収などでの不適正処理は税務監査でチェックされますが、化学物質排出や人材活用の不適正は幹部がもみ消せる可能性があり、それはより大きくなって問題が顕在化します。必ず。だから、冷静に、科学的に、専門家の監査を受けて、対処するのが、企業の事業の継続性の観点から重要だと思います。これは、どの企業が危ないとか、誰が危ないとかなく、どの企業においてもリスクはあるので、半官半民のような機関で監査するような仕組みがある方が日本の企業にとっては効率的なように思います。ISO14001とか!S016001とかに支出するよりは余程いいかと思います。
化学物質排出に関しては、企業では、すべての化学物質の反応生生物を把握できていない可能性があります。特に微量成分、未知の有害物質である場合、チェックできていない可能性が考えられます。それが、廃棄物や排水や排気に含まれている可能性があります。
そういうものをしっかりチェックする仕組みは必要かと思います。
人材活用に関しては、多くの企業で人事権は直属の上司が持っていますが、そういう偏った人材育成の弊害を排除する仕組みが必要です。そうしないと、従業員の企業に対する不満感は無くならないでしょう。
そういう日本の企業で陥りがちな陰部に機械的に光を当てるシステムは日本にこそ必要なシステムであるように思います。