・19時の食前酒 ー社会通念は当たり前でない

 

 課題解決のコンセプトは「スマートシュリンク」と「リ・サンクチュアリング」だ。

 ヒトが居住する地域は50万人規模の都市として密集(シュリンク)していく。インフラの整備もこの範囲を中心に行う。それ以外の地域ではインフラ投資を極力行わないようにする。エネルギー供給や水供給や廃棄物処理や産業(工業や農業など)やエンタテイメント施設も隣接する。乳幼児、高齢者を中心に居住施設はセキュリティーも強化し、そこに保育・医療・介護・給食など施設を備える。また、その中では、150名程度のグループ形成を行い、ヒトの心の安心や共助を得る。ヒトが集中するエリアでは、皆で議論し効率的な土地活用を目指し、地域の快適性や他地域に対する競争力を高める。

 一方で、ヒトが集中しないエリアでは、いきものの聖域(サンクチュアリー)を再生する。インフラの縮小と自然調査の整備を行い、投資コストや維持管理コストの低減を図る。自然環境の保全やいきものの保全を重視し、自然災害の対応も考慮する。