・6時の夜明け前 ーもう一つのオプション
工業化した社会は、フランスを除いてほぼ全ての先進国の目指す姿である。
(フランス国民だけが、食材は地元で採れるものが最高だと理解しているのである。)
工業化した国は資源や資本や知識を移動させ、貿易をし、交渉をする。交渉が国益を産み、損をすれば取り返そうとする。したがって、天然資源や資本や知識は多ければ多いほど良い。
今でもそう考えている世界のリーダーは多い。
しかし、その経済システムにより、課題が増大しているのも確かなことだ。また、動けなくなった資源や資本では競争に負け、市場を失い、環境破壊だけが継続される。
これらの課題に対応できるもう一つの新しい経済システムがオプションとして必要である。モノが動かなくても経済が回る新たな産業政策、政治、教育、知識を得るシステム。
