日本の政治が、広い意味で、「お金を配ること」だからと思います。
以前の民主党による政権交代時に、お金の配り方が変わろうとして、利権を持つ人たちはちょっと困りそうになりました。
よって、地方の利権者たちは、自民党に政権を担って欲しいと考えています。
実際、地方に行くとわかりますが、特段の産業がない地方都市で、商店街はガラガラです。ただ、不思議なことに、市役所は立派な建物で、ピカピカな新車が幹線道路で渋滞を起こしています。
しっかりとお金が配られているのです。
すごく立派なシステムです。
ただ、これがずっとは続かないのは間違いないでしょう。
やはり、国際的な競争力をベースとした成長戦略は必要です。
今回、野党は政権交代のチャンスです。
当面のお金の配り方は変えずに、利権者の応援を得ると共に、都市と地方の若者に向けての成長戦略を提示できるといいなと期待しています。
少子化と高齢化が進んで、食糧自給率とエネルギー自給率が低く、一人住まい世帯率が世界最高という状況を踏まえた、教育やリスキリングをベースとした成長戦略が、単純で分かりやすいものであると良いなと思います。