朝、いつものように椅子に座って、使い古したメガネのレンズを力を込めて拭いたら

ポロっと落ちやがった。


一瞬、ほんの一瞬、

目ん玉がポロっと落ちたような

気がしたが。


いやいや、

ただのレンズだし

と冷静を装って(誰に?)


小さく深呼吸して

手で受けとめたレンズをじっとみた。


(冷静になった)私は、

そのレンズとレンズが抜け落ちたメガネのフレームを見比べた。


そして、(落ち着いている)私は、レンズをフレームにそっと差し込んだ。


でも、ポロっと落ちた目ん玉が

戻ってきたような感覚にはなれず。


事務的に落ちたレンズが元に戻った、それだけのこと。



しかし、私はついていた!!


今日は新しいメガネが出来上がる日。メガネ誕生日だ!!



P.S.

「メガネのレンズが落ちた」という形容詞や枕詞は、高齢者男性にしか合わないな

例・✖️レンズが落ちそうな乙女

  レンズが落ちたジジイ??


私もジジイの仲間入りだ!