日本人は感情を重んじる第4世代の人類である。古くからある理論は通用しない。だから、面白い。とことん議論する価値はあるように思う。

いや、むしろ、議論して、確かめ合うことが必要なくらいにグラグラしているかもしれない。


ちなみに、自然を重んじる第1世代、

自然と分離し宗教を重んじる第2世代、宗教と距離を取り社会を重んじる第3世代とは異なる。もちろん、これらの社会から派生した文化であることも間違いないが。日本は第3世代から受けてきたものが多いので、第1世代や第2世代の事はピンと来ないことがよくある。自然や宗教に対する哲学が重要だと思う。



幸男さんは、主にこれまでの日本について語ってもらった。

リリーには、日本の現状について語ってもらった。

よって、幸男さんの語りは、日本を理解する助けとなり、リリーの語りは、これからの日本での課題の気付きとなる。

もちろん、その逆も考えられる。



私の父は昨年の春に他界した。

その5年前の春に幸男さんは他界した。

リリーは今でも生きている。

ちなみに、幸男さんの方丈は今も健在だ。おそらく、これからも。永久に。





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