秋は好きな季節じゃ、春は好かん。というのが幸男さんの結論だった。そういえば、あれもこれも春だった。私も好かん。
「暴力は権力闘争の中心であった。少なくとも言葉が使われる前はそうじゃわな。人対人の争いは殴り合いから始まり、刃物を使うようになり、武器を使うようになり、戦隊を組み戦略を考えるようになったわな。そして、同盟を図り、核を手にした。核を手にしたところで、先進的な戦争は手詰まりになり、膠着状態で経済的な揺さぶりやマウントが続いている。まさに次の一手の考え所やわな。」
◆防衛システムー武器、兵力の備えとしてのコスト
武器といえば、銃や手榴弾、大砲やレーザーや地対空ミサイル、航空機や戦艦や戦車や核兵器や生物兵器等。戦術や技術により、使い分けられ、配置され、開発も行われている。
以前は、保管コストやメンテナンスコストや廃棄コスト等は眼中になかったかもしれないが、現在は武器を使いたい時に使う訳にもいかないので、維持管理コストも重要な検討すべきコストだ。
戦略を実現する道具が兵器の定義であるとすれば、先に記載した兵器だけが兵器でないかもしれない。例えば、韓国が北朝鮮に対して行なったチラシ配布や拡声器も立派な兵器と言えるかもしれない。色々な観点で、兵器を捉える必要がある。
日本で言えば、自衛隊が保有する兵器だけが兵器という訳ではなく、自衛隊以外で再使用が必要な兵器もある。
例えば、戦術として、日本の国土で一切戦わず、全員が捕虜となる戦術を選択するとすれば、拳銃や戦車は不要である。また、海上や領空の防衛でも、銃撃等は不要となるかもしれない。しかし、侵略された場合でも、日本人としての誇りやアイデンティティは残さなければならない。それは、ナチスドイツに侵攻された時のデンマークのように。
12ーTシャツでできた階段ほど意味不明なものはない。階段で作る意味はないし、階段がTシャツである必要もない。階段が汗を吸う必要はないからである。
秋の忙しさをリリーは嫌がっていなかった。ように見えた。
「従来から重要だったとは思うんだけど、ますます重要な要素になってきたのが情報戦だよね。スパイ、ハッキング、それに対抗するセキュリティシステムが重要な要素になるわよね。武器類は前時代的な物体になり、武器産業のための無駄なコストとして継続されるんだろうけど。まあ、情報戦で頑張ってきたのが、アメリカ、中国、ロシア、イギリス、フランス、ドイツだとは思うんだけどね。日本には無理なんだろうな、あまちゃんだから。」
47ー実際、私は、10歳の時、一直線に3メートルの階段を転げ落ちた。
71ー全くイイところなくフラれたデートで昇った階段は、全く意味がない。ゼロだ。
図.24 兵力・武器の未来イメージ(案)
現在
→ 未来
・情報戦はベース
→・情報戦はベース(不変)
・空軍、海軍、陸軍
→・モニターでセンシング
→・AIで迎撃
→・ドローンで攻撃
迎撃と攻撃の兵器整備
→専守防衛の兵器整備
兵器のコストが高い。
→セキュリティや警察機能も兼ねる。