夕立のせいで地面が湿っていた。足が滑るわな。薄着の幸男さんは言った。
「あんたの会社も大きいらしいわな。世界の企業もいくつもあるわな。でも、政治家も役人も役には立っていないわな。テレビもクルマもダウンもそうやな。それがいいのかどうかじゃけど。そんな国はないわな。」
◆産業政策の概要
農業を始め、色々な産業で、その構造改革が必要となっている。その要因は国際的な競争力の無さである。国際的な競争力を維持し向上させることは国力を高めるべき政治の課題でもあるし、企業にとっても重要な課題だ。
日本が保有する天然資源や文化的資源を正確に見積もって国際的な状況やニーズを把握し予測しつつ、戦略的に構造改革を進めていくべきだろう。成り行きでは、結果も成り行き程度になる。
大雑把に言えば、産業は世界で並ぶ物が無いオンリーワンとなるか、効率性でナンバーワンとなるか、どちらかの選択をするように決断が必要だ。
いずれにしても、プラットフォームとしてのマーケティングや流通が効率的であることは重要で、文化的な要素も考慮した方が良い。
4ー階段を降りる時、別の階段を上っていく女学生と目が合うと、なぜかドキドキすることを、階段上り下り女学生遭遇の法則という。 67ーどうしても一緒に降りてみたい階段があった。それを告げて、一緒に降りてもらった。一度切り。もう一度一緒に降りたいと思っていたが。降りたかったが。
明らかに雨を気にしないリリーは濡れても平気な服を着ているのかと思わせたが、そんな訳はない。
「アメリカも、中国も、EUも、その他の国も…、産業の競争はより熾烈になるよね。国際条約や協定での縛り上げていって、収益を上げていく勢力が強大化していくんだろうなと思うの。アイエスオーやらエスデージーズやら気候変動やら。
これまでの産業は、一次も、二次も、三次も弱くなって、どこかに吸収されていくんだろうな。
デジタルで収益は地球上を駆け巡ってどこかに集まって、日本国内の市場は収縮していくんだろうなって思うの。」
94ー正直な階段なんて想像できないが、それは嘘つきな階段が想像できないからである。さて、不幸を想像できなくなるには、何を消滅させればいいのだろう?
図.13 幸せな国、日本!?
四大文明と比べて
ー文字の使用開始は遅かった
→思考なし→それでも食糧あり
ー言葉の使用は遅かった
→交渉なし
→争い少ない?
ー地震などの定期的災害で、商機?