歴史はだいたいマッチョな史実のみで構成され、記憶される。

だから、歴史は全くの事実ではないということをしっかり認識しておくべきだ。


だから、Aということがあったというだけで、歴史の授業を終わってはならない。


つまり、なぜAということがあったのか、また、Aということがあったために、その後の社会はどうなったのかそういうことに、生徒の想像を促すことが欠かせないように思う。

(マッチョでない特に目立ってはいない事実のこと)



例えば、従軍慰安婦について


なぜ、そういう事実が起きたと思うか、そういう事実があって、その後、社会はどうなったのか、そういうことを考えさせなけれはならない。


もし、そういう想像をさせずに、事実だけを伝えたら

男子生徒は、「男のオレは、そんな酷いことをされずに済むから、安心だ。」とか、

女子生徒は、「女は、いつも酷いことをされて怖い」とか、感想程度の認識で終わってしまうおそれがある。

また、ごく稀に、「日本人として、謝罪をしなければならない」と考える生徒もいるかもしれないが。



やはり、それでは、歴史に学んでいるとは言えない。


しっかり、歴史を学び、だから、今の私はこうすべきだと決意を促すようなそういう歴史の教育であるべきだと思う。