メルマガ 第９４回

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　　　　　　　　　◆◆◆　恋愛魔法／タントラ気功　◆◆◆

　　　　　　　　　　第９４回　《３分間気功のススメ》

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
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　　　　　　　楽々流科学気功。毎月新聞代表　笑流庵小川孝義
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　あちこちで大きな地震が発生してますが、当座の支援で終りにせず、被災地の産物を購入するとか、旅行先に選ぶなんてことで応援を続けたいモンです。一つの物を買うという行為で、それを製作する方だけでなく、販売、包装、輸送などに携わる人々にも恩恵をもたらす。まさにお金は福の神の小槌から生み出された、善なる物であります。人々を幸せにしたくてウズウズしてる福の神（創造主の分身）が喜ぶ使い方をすれば、「あなたはわたしの最愛の子。わたしの希みに適った」（『福音書』）てなことで、ますます恵を授けてくれるんじゃないかと。

　多くの読者から、独り部屋にこもってるときより、人中にいるときの方が気のめぐりが良いという注進が仰山寄せられてる。気功ＭＤ使用者の場合、邪気による被害は恐れるに足らず…というよりむしろプラス要因…すなわち邪気を受ければ受けるほど元気になるという証拠です。また、なぜか人の視線が集まるという声やら、恋愛魔法が功を奏してウハウハの報告も多い。これは気の同調循環作用によるもの。気は目から多く漏れるとか、中東のご婦人がたが邪眼よけに顔を隠してるように、目は人体においてもっとも気が盛んに出入りする箇所。ゆえに「好きだ」の思いをこめて見つめれば、相手も同じ感情を抱いてくれるもの。話は戻るけども、人中で気のめぐりの良化が自覚できる段階に達したら、それをチャクラ強化に利用したい。やり方は適当な相手の眉間なら眉間をうすボンヤリ眺め、「眉間どうしが繋がってる」と思う。そうしておいてリラックス。そこに気感が出れば、循環は始まってるということ。恩恵の受け方をおおざっぱに言うと、足して２で割るようなものだから、できる限り自分より健康そうな相手を選ぶのが賢明。エネルギー的には子供からおとなになりかけの年齢がもっとも強い。また人さまとチャクラを繋ぐことが出来れば、鏡を使った練功も可能。やり方は同じ。鏡は薄目で眺め、気感が出たら目を閉じ、その感覚にうすらボンヤリ注意する。気感が薄れたら、また薄目で鏡を見る。目を閉じずにズゥッと鏡を見続けても結構。

　その段階に至ったら、小周天革命図のチャクラを薄目で順ぐりに眺めていくとか（たとえば一ト呼吸ごとに）、息を吐きながらゆっくりルートをたどるとか（途中のチャクラで一時停止してもいい）で小周天は回せる。また逆回りもルートを太くするのに有効。この薄目で眺める方法は大した集中力を要しない点、初心者に最適とピカソに…もといヒソカに自負しちょります。

　気功というのは練習時間さえタップリ取れれば必ず上達するモンです。それは分かっていても大方の場合、仕事や家事に追われ、まとまった練功時間を取れません。気功のメリットは風雨に負けない丈夫な体、ストレスを撥ね返す強靭な精神、多方面に役立つ潜在能力の顕現などですが、それらを真に必要としてるのは、練功時間もロクに取れないような未亡人もとい多忙人であります。気功の本質は手間暇を十分かけることを承知ノ介で、真に必要とする方のために、インスタントな上にもインスタントな練功法を提供できないか。インスタントとくればカップ・ラーメン。練功時間もラーメン並に３分で済むものをとあれこれ頭を絞ったところ、ございます。とは言え、一日３分やれば誰でも気功達人になれると言うのではありません。あくまでも一回の練功時間が３分、そこを勘違いしないように。

　具体的に言うと、手を肩より上に揚げたタントウ。何が気のめぐりをよくすると言って、これにまさるものはありません。ただ、実際やってみれば分かるけど、慣れない姿勢なだけに最初は３分続けるのがシンドイかも知れない。でも一回の練功を３分であげようとするなら、この功法しきゃない。そうハラなり首なりくくるべき。姿勢はいくつかあるけど、代表的なものは両腕で頭上に円をつくるもの。てのひらは下に向ける。すなわち手を頭にかざす形。意守は天の気が手の甲とてのひら
を貫通し、頭に降り注ぐと想像。日向ぼっこの温かさを想起すればいいのでは？立ち方はふつうでヨシ。３分間ほどの音楽をかけるか、あるいは吐く息の回数を数える方法がおススメ。息をゆっくり吐きながら、１と数え、吸うときは何も考えない。それを９まで行う。９まで数えたら、また１から数え始める。自分なりのスピードというのがあるでしょうから、あらかじめ何回繰り返したら３分間か確認しておく。途中、体のどこかに気感をおぼえたら、「天の気が入ってきてる、しめしめ」と喜ぶのが急所。ＭＤは傍で回しておく。

　これがふつうのタントウより効果的なことの理由は、肩より高く手を上げる動作が生体にとって一種の非常事態であるから。それは指先へ血が行かなくなることでもお分かりのハズ。こうした西武セゾンもとい生存を脅かすような状況に陥ると、安穏な生活で惰眠をむさぼっていた自律神経や下垂体、副腎皮質をはじめとする、生体適応力（恒常性機能）が「すわ、お家の一大事」とばかりに奮い立つ。まず第一にフランス語でグローミューと呼ばれる副血行路が奮起する。グロちゃんは生体内のすべての器官に備わり、血液の循環調節機能の縁の下の力持ち的役割を果たしてる。たとえば冷たい水の中に入ったり、暖い部屋から急に寒い戸外へ出たときに、皮膚表面の猛毒欠陥もとい毛細血管は貞操やら体温やらを奪われないために、急に収縮して血流を阻み、顔面は蒼白になります。このとき血液は抜け道たるグローミューを通って心臓に帰ってるワケ。伝統的健康法である冷水浴だの、寝転がってまっすぐ上げた手足をブルブル振るわせるゴキブリ体操（毛管運動と呼ばれる）なども、毛細血管はもちろん怠けがちなグローミューその他にカツを入れる動作。たとえばタライに冷水を満たし、尻をどっぷりつける部分的冷水浴でも、体温回復時には気
のめぐりがベラボウに良くなる。要するに体がイヤだとかシンドイと音をあげる動作、姿勢が、意外や健康にはいいということなンですな。

　このバンザイ型タントウプラス天地の気を開始して、７日後に督脈が通ったと報告してきたのは東京都Ｓさん（５８歳男性）。「いつものように中極ＭＤを回しながら、鼻端を意守していました。３分ぐらい経過したときでしょうか、突然下腹がブルブルッと振動しました。それはまるでオナラの音のように聞こえました。気海から中極へかけて上から下へ、７センチ幅ほどのベルト状に振動したのです。（中略）その夜のことです。眠りにつこうと仰臥したところ、中極が異様に熱く、次いで両足が熱くなり、そのうち下腹全体がどうしようもないぐらい熱くなってきました。驚いていると、眉間に猛烈なビリビリ感を覚え、同時に中極から仙骨へ熱風のようなものが吹き付け始めました。（以下略）」

　結局Ｓさんは２時間がかりで督脈が通ったというンですが、そのとき寝床を蹴って立つなり、せめて座ればもっと短時間でラチがあいたハズ。Ｓさんみたいに５０代終盤でもクンダリニー型の三関突破が体験できる。こんなふうに尾骨そっちのけで中極から仙骨へ抜けるタイプもある。現在の状況は、「ふだんでも中極を意守すると、すぐに熱くなります。そんなとき温かい飲み物を摂ったりすると、仙骨、尾骨まで熱くなり、うっすらですが小周天が回り始めます。練功を開始すると足全体がいつも目茶苦茶に熱いです。それと、２日前から中脈と仙骨の真ん中あたりに、熱い気のボールのようなものが“たぎる”感じが起きています」ですと。スワディスタナが出来かかってるんですな。下丹田と言っても、気海の奥に鎮座のタイプと、スワディスタナタイプとがある。いずれにせよ下腹を意守してればおのずと知れます。身体中心に気を感じられる段階だと、ほどなく中脈が通る。そうなれば光や映像も見えてくる。今後が楽しみ。課題はいま少し背骨をしなやかにすること。引き続き中極ＭＤを使用するとともに、飲食物にせよ動作・姿勢にせよ、下丹田が熱くなる＝喜ぶ行動を選択すること。どんなときに丹田は喜んだかをメモし、あとで練功日記にまとめるなぞは丹田を育てるいい方法です。下丹田こそ健康、精神、超感覚の源ですから、ひたすらそれの強化・育成に邁進し、不節制で資本（モトデ）を失わないよう注意が肝腎です。

　ともあれ、(1)腕を肩より上に揚げた立ち方で　(2)てのひらを貫いて天の気が入ってくると思い　(3)気感を感じたら、「天地の気の流入」を認識する。この三つによって、一回の練功時間は３分でも十分な効果が得られる。天の気の流入認識は図面使用のさい（これも３分でいいやね）も行うべし。最後に、短時間で効果のあがる小周天体操としては相撲の四股踏み（檀ふみじゃありません）がマル特おススメ。１セット１０回、たったこれだけでも腎経が強化され、督脈の流れがよくなる。ゼヒお試し下さい。