最後の海軍大将 井上成美記念館に行こうって思い立ち、
道に迷いながらも、なんとか井上成美記念館に到着！！
（詳しくはこちらより→井上成美記念館に行ってきました。 ）
しかし、微妙な門構え・・・
さっきのおじさんはここだって言ってたけど、
特に看板もないんだよね。
う～ん、ホントにここなのかなぁ～なんて思いながら、
門の前を行ったり来たりと
かなり怪しげな動きをしていると、
前方から女性が現れ、
「もしかして、記念館にお越しになったのですか？」と
声をかけられました。
「あっ、はい」とドギマギしながら答えると、
「では、こちらへどうぞ」
と井上成美記念館へ案内されました～！！
お話を聞きましたら、女性の方は館長さんでした。
こちらが井上成美記念館です。
井上成美記念館は
横須賀市観光協会を通しての予約制になっているそうですが、
せっかく来ていただいたので、
と言うことで入館させていただきました。
ありがとうございます。
自分が頼りにしていた観光マップでは、
「中には入れません」ってことになっていたので、
うれしい誤算です。
館長さんのお話によると、
こちらには井上大将の旧居が残っていたのですが、
荒廃が激しかったため、
記念館を開館するにあたり
井上大将のお気に入りであった暖炉と煙突等を残し
全面的に改築したとのこと。
館内の様子を少しだけご紹介しますと
井上大将に関する文献や
の冒頭に掲載されている写真（※）などが
展示されておりました。
※ここからは阿川弘之著/井上成美を
お持ちの方は冒頭の写真をご覧になりながら
読み進めていただくと、さらに楽しめるかも。
館内はこじんまりとしており、
５分とかからずに見学できますが、
改築されたとは言え、
井上大将の好んで使った暖炉などを眺めていると、
暖炉の前でくつろいでいる井上大将の姿が
目に浮かんでくるような・・・、
そんなふうに楽しむならば、
じっくりと１時間いても飽きないかもしれませんね。
さらにお庭に行くと、
井上大将が住んでいた頃からあるソテツが植えられてあります。
そして、荒崎の丘に建つ井上大将の庭から臨む相模湾
頭脳明晰で時には相手を度の過ぎるまでに
打ち負かす議論を行うなど、
自分の意志を最後まで貫き通した
最後の海軍大将・井上成美。
余生はここ長井に隠棲し
子供らに英語を教えながら過ごしましたが
その生活は窮乏を極めたと言われています。
海軍兵学校時代の教え子らの援助を
かたくなに拒みながらも
周囲の人々に支えられ
ここ長井で昭和５０年１２月２５日８６歳の人生を終えます。
館長さんのお話によると
開館してから海軍関係者の方々が
毎日のように来館されているとのことです。
中には戦争を知らない世代の方々が
阿川弘之著・井上成美を読み、
その人となりに感銘をうけ来館する人もいるそうです。
自分自身も戦争について
教科書程度の知識しかなかったのですが
阿川弘之著『井上成美』を読んでから
太平洋戦争が日本に与えた影響を
考えるようになりました。
ご興味のある方
ぜひ、ご一読してから
井上成美記念館に足をお運びになってください。
（荒崎の丘、井上成美記念館にて写す
阿川弘之著『井上成美』）
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