この記事の続きです。
そんなこんなで2回目のデートで、桃さんってええな〜、と再確認してしまったので、
Tinderで他の子をスワイプしてる場合ではなくなってきました。(してたけど)
それからデートと呼ぶほどではないですが、
仕事帰りに数分ほど顔合わせたりと、何度かちょろちょろっと会っていたら、3回目のデートが急遽決まりました。
僕と桃さんは、アケスケにTinder事情を共有していたので、桃さんが僕以外ともデートしていることは知っていました。
そして僕との3回目のデートの後に、桃さんは別のメンズとデートの約束があることも知っていました。
そうです、ハシゴです!
ダブルヘッダーです!
いやそれ、どうなん!
僕は桃が誰とデートするかも知っていました。
その相手は、バキバキのイケメンで都内一等地のタワマンに住むゴリゴリの金持ちです。
(庶民の敵)
一方の僕は、下町の家賃7.5万の激狭アパートに住む、中小企業勤務チャラシケリーマン。
(自業自得)
いや・・・もう勝てんやん・・・と、
部活の試合で、マジもんの強豪校に当たった時の絶望感がフラッシュバックしました。
桃さんは真剣に婚活をしていて、当時は追い詰められていただろうことなので、
僕とパラレルに色々なメンズとのアポが入っていたのは仕方ないことだと思います。
そういうことをできるのがマッチングアプリの利点であり、婚活で1秒も無駄にしたくない彼女のことを思うと、それを否定することはできません。
これまでブイブイチャラチャラしていた僕。(自称)
こと男女関係において、自分優位になるように事を運ぶのは慣れているつもりでしたが、
初めて、レディース側に主導権があると気付かされました。
もし、タワマン野郎と桃が付き合ってしまったら・・・そんな危機感がよぎりました。
もう桃と会えなくなるかもしれない、というアンニュイな感情が僕を包み込むと同時に、
これだけ不安が募るのは、僕が彼女のことを好きになってしまったからである、と改めて実感させられました。
今日のデートで告白することを決めました。
平日の仕事帰り、恵比寿のこじんまりとしたバーで待ち合わせました。
いつも通り、彼女は天真爛漫で、いつも通り、たわいもない話をしました。
文脈は全然覚えていませんが、こう言いました。
「ガチ恋しました」と。
(もっと良い言い方あるだろ〜)
一点注釈を加えると、
この発言のニュアンスは
「ガチ恋しました」(キリッ)でも、
「ガチ恋しました」(ドヤっ)でもなく、
「ガチ恋してまいました・・・・」と僕が言って、
僕も桃も「ウフフ〜♡あらまあ〜♡」みたいな、
ゆるい雰囲気です。
(バカな男女だ)
(僕は読者に何を発信してるのだ…)
でも、桃は喜んでくれているように見えました。
今思うと、彼女のことは勿論好きでしたが、
どちらかと言うと、恋愛の駆け引きというゲームで牽制球を投じた感じに近いです。
でも僕は後が無く、必死だったのです。
この子と会えなくなるのは嫌だ、と。
とは言え、桃さんにはタイムリミットがあったので、その日は解散になりました。
タワマン糞野郎とのデートレポは桃ブログであるかもしれません。
ただ、ガチ恋発言のお陰か、付き合う前の男女の空気感がそこで醸成されたかな、と今は思います。
以上、「ガチ恋しました」発言の一部始終でした。
ちょっと記憶違いあるかもしれませんが、その辺は桃さんが訂正してくれるはずです。
次回、
『夜の断続ブログ小説 ももちゃん』
「おらと付き合ってけろ!」編
乞うご期待!(コミングソーン)
(おまけ)
文章ばっかりなので。僕のホーム画面のまろ。