【愛知県】障害者団体、登山活動10年 刈谷市 | 愛知県の障害学生の就職活動・障害者雇用を応援するブログ

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愛知県刈谷市の障害者支援事業などを手掛ける「刈谷地区心身障害児者を守る会」が毎年1回、障害者と健常者が一緒に登山する行事を始めて今年で10年になる。ボランティアを含めた参加者は延べ約1200人を数え、登山の仲間と支援の輪が広がった。10周年記念に11月26日午後1時半から、同市相生町の市産業振興センターで登山家の講演会を開く

 

登山は同会創設者の一人、故・伊藤寿美ゑさん(1925~2014年)の呼び掛けで始まった。「人を背負っての登山は危険」などの意見もあったが、伊藤さんは「もし何かあったら私が責任を取る」と意志を曲げず、07年8月に長野県の木曽駒ケ岳・浄土乗越(2830メートル)で第1回登山を実施した。

 

第1回は試行錯誤で臨んだ。歩けない人のおんぶは山岳遭難の救助法をまね、手作りの背負子( しょいこ )やザックなどを使用。おんぶされた8人を含む147人の参加者全員が無事に登頂した。

 

以来毎年8月に1泊2日で登り、毎回100人前後が富士山や乗鞍岳など各地の山に挑んだ。同会は「助けられて登る喜びと、助けながら登る喜びは同じであることを実感した」と話す。

26日は日本人で初めて世界の8000メートル峰14座を完全登頂した登山家の竹内洋岳さんが「登り続ける」と題して話す。