2022年11月10日(木曜日)
数日前にアップした
終末患者男声合唱団の話。
現実はもっとおもしろかった?ので
続きを書かせていただきます。
松竹一郎。
緩和的病棟だからと言って、別に部屋全体がシ〜ンとしてるわけではない。
むしろ真逆。
逃げるようにして無理矢理退院したのにも立派な訳がある。
みなさんならわかってくれるよねぇ。
【市立病院臨時緩和的病室(405号室)】
【登場人物(もちろん全員男性)】
①松竹一郎(私)64歳
②渡邊さん(仮名)推定85歳
③江口さん(仮名)推定85歳
④藤代さん(仮名)推定80歳
このレイアウトで4人がベッドで横になっていました。
で、この4人部屋で私以外の3人が昼夜を問わずさまざまな事件を起こしてくれました。
この爺さんたちにはもちろん何の罪もありません。
看護師さんたちも実によく頑張ってくれていた。
ただ入院したら安心できるといった単純なものではないこともよくわかりました。
緩和病棟恐るべし。
というわけで脱走しました。
●(事件1)②渡邊さんのラジオ
看「渡邊さんラジオを聞くならイヤフォンを付けてください」
渡「わし、イヤフォン嫌いやねん」
看「他に患者さんもいるんですからね。せめて音量を小さくしてください!」
渡「へぇ、スンマヘン」
看護師がいなくなると渡邊さん音量をMAXに。
85歳のじいさんに小さい音では聞こえない。
30分後、渡邊さんのイビキが聞こえる。
私一晩中じいさんの代わりにラジオを聞いてました。
眠れるはずないやろ〜!!!
●(事件2)③江口さんの悪夢
江口さんと私の位置はカーテンを隔ててほぼくっついている。
江「た、助けてくれ〜!」
私「エッ!?」
江「く、苦しい〜!!」
私「エッ!!!どうしたん!??」
江「し、死ぬ〜!!!」
私「ひぇ〜!!そのまま死んでくれ〜!」
江口じいさんは完全に悪夢にうなされてる。
これが夜中中延々続いた。
眠れるはずないやろ〜!!!
●(事件3)④藤代さんの記憶障害
藤代さんは腸閉塞の手術時の麻酔のせいか、記憶がおかしくなっている。
藤「ここはどこ??」
看「市立病院ですよ」
藤「なんで?」
看「なんで?って手術して入院してるんですよ」
藤「だれが??」
看「あなたがですよ」
藤「なんで?」
これが夜中中、延々繰り返された。
眠れるはずないやろ〜!!!
●(事件4)②③④夜中のナースコール
3人に共通していたのがこれ。
15分おきのナースコール。
内容は全員同じ。これがトドメ。
渡「トイレ連れて行って」
看「渡邊さん、すでに漏らしてますよ」
渡「漏れてますか?」
看「じっとしといて!オムツ替えます」
15分後・・・
江「トイレ連れて行って」
看「江口さん、すでに漏らしてますよ」
江「気がつかんかった」
看「じっとしといて!オムツ替えます」
15分後・・・
藤「トイレ連れて行って」
看「藤代さん、すでに思いっきり漏らしてますよ」
藤「えらいスンマヘン」
看「動くなジジイ!!オムツもパジャマもシーツも全部替えるからな!」
どうやら藤代さん、腸閉塞手術は成功したらしい。
夜中中、延々これが繰り返された。
眠れるはずないやろ〜!!!
●(事件0)①松竹さんのマスク
看「松竹さん、マスクちゃんとしてくれてます?」
私「はい、してます」
看「ここからコロナ患者は出せませんからね!」
私「・・・」
全員がウ○コ漏らしてるのに、俺がマスクなしで寝れるわけないやろ〜〜〜!!!
もう「がん」どころではない惨状でございました。
【本日の食事】
・朝はしじみのみそ汁とシャウエッセン2本とちっちゃなパンを1個。
・昼はジャガイモスープとカロリーメイトを2本。
・夜はコンビニの寿司を完食。
やったらできるやんけ!
もちろん、クスリもちゃんと飲みました。
【その他】
朝も散歩してやったぜぃ(片道160歩)。
今日はここまで。
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松竹一郎。
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