こんにちは!西尾です!
前回は、アルビオンドレッサーのリニューアル改装についてお話ししました。
今回はその続編として、リニューアル後の8月の実績とその初動で見えた課題について振り返っていきます。
↓こんな感じで毎月振り返りが行われます。
8月10日にリニューアルオープンしたアルビオンドレッサーですが、結果として、期待していたほどの盛り上がりには至らなかったのが正直なところです。
リニューアル後のスタートダッシュを狙っていたものの、課題が見えてきた部分も多いので、それについてお伝えします。
売上と新規客の状況
まず、8月の売上と新規顧客について振り返ります。
■売上実績
- 8月全体の売上:前年比105%の1,200万円
- うちポール&ジョー:期待していたものの、約77万円の売上にとどまりました。
8月10日がオープン日のため、8月の営業日は20日間程度でしたが、それでも1,500万円を目指していました。
残念ながら、そこには大きく届かず、厳しいスタートとなりました。
特に、新規導入したポール&ジョーは話題性は高かったものの、まだ十分に集客に結びついていない印象です。
■新規客数
- 1日平均新規客数:当初25名を目標としていたものの、17名に留まりました。
これまでのアルビオンドレッサーの良さを引き継ぎつつ、新しい空間での営業をスタートさせたわけですが、新規のお客様を大きく増やすまでには至っていません。
この部分は、VMDや接客の工夫が今後のカギとなりそうです。
課題や問題点
次に、今回リニューアルオープン後に感じた店舗運営やオペレーションにおける課題をいくつか挙げていきます。
1. 店舗の課題
1つ目の課題は、店舗レイアウトやVMDに関連する問題です。
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VMDスペースの減少
リニューアルに伴って増床したものの、全体スペースに対してVMDスペースが少なくなり、ディスプレイによる新規客の引き込みが減少しています。商品の手に取りやすさが減ってしまったため、適切に什器の数を増やし、もっと自由に商品を試してもらえるVMD展開が必要だと感じています。 -
導線の見直し
思ったように店内の導線がまだしっかりと整備されておらず、結果としてお客様にとっての利便性が低下しています。より快適なショッピング体験を提供するために改善を進めています。
2. オペレーションの課題
次に、オペレーション上の問題です。
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スタッフの立ち位置と接客対応
新しくなった什器の配置や店舗レイアウトの影響もあり、スタッフがレジ側に集中してしまい、店内奥にいるお客様やポール&ジョーの什器周りにいる方に気づかないことがありました。立ち位置の見直しや作業スペースの改善が必要です。また、これは良い点でもあるのですが、ひとりのお客様への応対時間が増えています。結果、接客数自体が低下してしまったことは課題です。スタッフ全員が店内全体を見渡し、ケースバイケースの接客できるようなルール設定を行います。 -
ファーストコンタクトの改善
店内が広くなった分、入りやすくなった分、出やすくもなり、店内回遊する前に、退店するケースが増えてしまっています。前述した導線改善に加え、ファーストコンタクトをより工夫して、もっと自然で回遊しやすいアプローチができるようにしていきます。
3. アイテム比率の課題
最後に、アイテム比率に関する課題です。
- メイクアイテムの比重が大きい
リニューアル後、メイクアイテムをきっかけに来店されるお客様が多くなっていますが、スキンケア商品との出会いが少ないという現状があります。これは売上構成に影響を与えており、よりバランスの取れた商品展開が必要です。そのため、店内中央の什器のアイテム構成や向きの見直しを進めています。メイクだけでなく、スキンケアの提案をより強化し、幅広いニーズに対応できるような店舗作りを目指します。
今後の改善に向けて
今回のリニューアルは、全体的に期待していた成果に届かず、厳しいスタートとなりましたが、メンバーが主体的にこの初動をしっかりと振り返り、課題を一定明確化することができました。
これは本当に素晴らしい成果の一つです。
このように、良い時も悪い時もしっかり振り返り、それを次に生かす、アルビオンドレッサー京橋店では、これが徹底できているので、必ずここから良い成果を出せると信じています。
アルビオンドレッサーは、「気軽に立ち寄れて、キレイを見つけられる場所」として、より一層お客様に愛されるお店になるために、これからも取り組んでいきます。
お店もメンバーもまだまだ進化するアルビオンドレッサーに是非ご期待ください!
またちょくちょく近況報告していけたらと思っています!
それではまた!