共産党を含む野党連立政権においては、共産党は自衛隊=合憲の立場をとり、有事には自衛隊を出動させる。
しかし党としてはあくまで自衛隊は憲法違反との立場を堅持する。
ある「論客」が、これについて次のように語った。
>将来的に原発はゼロにするが、使える今は原発を稼働すると主張するのと同じでその主張の是非は別として矛盾する話でもない。
なるほどですねえ。さすが論客、うまい例えです。共産党もこういう説明をすれば良いのに。
しかしながら、「うまい例え」とは思っても、なぜか心にストンと落ちない私は、やっぱり頭が悪いんでしょうか?
そうです。例え話としては一見すると説得力あるようですが、現実の世界は、誰もが例え話で事柄を理解して意思決定しているわけではないですよね。
だからやっぱり共産党は、連立政権下においては合憲と認めるけれども党としては違憲という党の考えについて、もっと丁寧かつ精緻でわかりやすく議論をすべきなんですよ。
その意味で、この問題をずっと掘り下げてきた松竹さんを切ったのは、失敗だったと思います。