関東地方への台風27号の影響が懸念された昨日ですが、
幸いにして荒天を免れ
無事に達磨祭を行うことができました
達磨大師は、いまからおよそ1500年前に、インドから中国河南省の嵩山少林寺に渡り、
釈尊の正しい教えと、その行法として、座禅行と易筋行=天竺那羅之捔=少林寺拳法のルーツとなる印度拳法を伝えたという人物で、
我々の祖師であり、
金剛禅総本山少林寺の本尊でもあります
達磨祭は、その祖師達磨大師の命日(10月5日)の前後に、
達磨大師を礼拝し、その遺徳を偲ぶと共に、拳士一人ひとりがいっそう拳禅一如の修行に精進し、
「達磨の子」として七転び八起き、不撓不屈の精神と本当の強さとやさしさを身につけることを
互いに誓い合う行事です
少林寺開創の頃は、「達磨忌」といわれていたが、
開祖が
「達磨忌といって、陰々滅々とするのではなく、達磨は大悟して、往生を遂げたのだからめでたい、いっそまつろうではないか。今後は達磨忌といわず、達磨祭にしよう」
とおっしゃられて、お祭りとして定着している
我孫子道院の達磨祭のひとつの目玉は、ダルマ受身
(少林寺拳法の正式な受身ではありません)
写真のように達磨になりきって(?)、七回転がり八回起き上がる
これができた人は、「達磨の子」
困難に見舞われたり、壁にぶつかっても、七回転んでも、八回起き上がるだけの力を秘めていることを体感してもらっています(かなり強引ですが……)
もうひとつの目玉は、奉納演武
今年は初の試みとして、少年部全員で団体演武に取り組んでみました
資格ごとに4~6名で一組になり、四組の団体演武を披露
今月入門したばかりの1年生から、茶帯の6年生まで、なかなか息の合った演武が出来上がり、
一般部の拳士や、見学にいらした保護者の方々から、大きな拍手をいただき、誇らしそうな表情でした
また、今年は流山南道院の近藤先生もご来院
豪快な錫杖伝の演武も奉納していただきました
そのあと、通常の稽古も1時間半ほど行って、みんなで楽しく昼食会
食後は、達磨祭第二部として、保護者の方々も交えて茶話会も実施
雨天の中、楽しい達磨祭になりました
ご協力いただいた関係各位に感謝です
達磨から学ぶべきことは、なんといっても不撓不屈の精神に尽きる!
縁あって、少林寺拳法をはじめた以上、あらゆる艱難辛苦を乗り越えて、みんな少林寺拳法を続けましょう
この法を極める唯一の方法は、修行を続けることなのですから
「達磨の子」なら、必ずまっとうできるはずです
本日の「身体の知能指数」 (PQ=physical quotient) 『107』