忘れられない声、ってある。


8,9年ほど前かな、初めてイタリア行って、トリノで聴いたアイーダのマルティヌッチとか。何年経っても、オケの大音響を超えて一筋の光のように飛んできた美しい声は耳に残っている。


最近ではやはり3月にリセウで聴いたアラーニャの衝撃、、、今でもたまに夢に出てくるほど笑


一晩で忘れてしまう声もあるのに、いつまでも残る声が、あるんだな。


先週聴きに行った、同じ門下のメゾソプラノ、Sちゃんの演奏もまたそうだった。


発声の技術に裏打ちされた声の奥行き。そして、そこから滲み出て来る人間性に引き込まれた。


きっとこの奥行きはこれからもどんどん深くなって行く。それがこの発声の凄さだと思う。


技術を忠実に駆使しようとするエネルギーが、人間力として伝わって、聴く側の心を揺さぶる。。


師匠の演奏を聴いて、いつも感じて来たことだけれど、同門で一緒にやっている人が頑張っている姿を目の当たりにして、すごく刺激になった。
私も!!とむくむく力が湧いて来たアップ


ピアノも歌も。自分を大切に、道を死守して頑張って行こう!!


夏バテになんか負けてられないわん笑


というわけで、お知らせですニコニコ


工藤健詞先生による発声講座 Vol.4 が開催されます!!

2013年10月14日(月・祝) 夜
日暮里サニーホール・コンサートサロン


発声の神様と言われたバリトン、アルド・プロッティや、大スター、ジュゼッペ・ディ・ステファノの愛弟子であるオペラ歌手、工藤健詞先生による発声講座です。


毎回とても面白くて、ぎゅっと濃い、勉強になる大好評の講座です音譜


講座を受けたい方、聴きにいらしたい方は、ぜひぜひご連絡を~~ラブラブ!手紙

ピアノと歌の発表会、土曜日に無事終了しました♪


生徒さん達は、緊張してたり、楽しめてたり、様々だったけれど、みんな良くなっていたし、個性も出ていて面白い演奏会だったと思います。


どうしてもこの曲が弾きたいと言ったのでそれに決めてしまったけれど、はたして弾けるようになるだろうか、と心配したような子が、「絶対うまく弾けるようになる」と言って、不器用に、コツコツ練習をして・・・

でもほんと直前まであらら~?あせるて感じだったのに、本番は本当にいい演奏をしたり。

レッスンの時もそうだけれど、生徒さん達の演奏からパワーを沢山もらった気がします。


しかし、つ、疲れた・・・叫び


実はすごく緊張していた私。

一週間位前から眠れなかったし。

細かいことでイライラ~~するし爆弾


自分でも、何でこんな緊張してるんだろうと不思議になり、ムダに空回りしてないだろうかと疑ってみたりもしたのですが、終わってからハッキリわかりました。

ザ・本番病w


生徒さんの心配とか、準備とか、そういうことが原因ではなく。。


やはり最後は自分のことしか考えられませぬww


今回、私はショパンの幻想即興曲を弾きました。


この曲は中学の頃弾いたことがあったのだけれど、その時は正直全然面白くなかったんだす。

弾いてて魅力感じられないのに、レッスン行くと物凄い細かいこと沢山言われて、またその意味がわからなくて頭飽和状態になったり・・・。


でも、いい子ちゃんの私は、とりあえず言われたことは直さなきゃ、みたいな感じでこの曲に向かってました。

いい子ちゃんな姿勢って、ほんとの真面目じゃない。

宙ぶらりんな状態。

そりゃつまんないよね。


それが、最近薦められてルビンシュタインを聴いた時に、この曲を聴いて感動してしまって。。


え、こんなにいい曲だったの?って。あせる


それで、もう一度弾いてみたいって思ったのです。


昔気が付けなかった魅力に気がつけたし、少しは自分の演奏も変わるかな、と期待したのだけれど、レッスンに持っていって、やはりマニュアルの枠から抜け出せないでいる、つまんない自分の演奏を痛感させられました。


やってる‘つもり’でしかない演奏。


何が、何が自分には足りないんだろう?


でも、レッスンの中で

「演奏はエンターテイメントなんだから、聴いてもらわないことにゃしょうがない」

という師匠の言葉にハッとさせられました。


わかっている‘つもり’でいて、実はずっと逃げていた所、、コレそのひとつじゃないか?


聴いてくれる人を意識すること。


私は、、実は自分でも笑ってしまうほど自意識過剰で、被害妄想もひどくなってしまうような時がある。

だから、人に対して、逃げ腰になることが普段の生活でもしょっちゅうある。

それで自分の出せない本音が鬱血して、どんぶくれるというパターンを繰り返してきた。


そういう逃げが、演奏でもあったんだ。


なのにそれを変に正当化してた気がする。

私は私がやるべきことをやっている、だからそれでいいでしょ?みたいな。


けど、聴衆を意識することから逃げることは、自分から逃げてるのと全く同じなんだとようやく気が付いた。

だってそれは、客観的に自分を見れてないってこと。


そして、私の演奏がつまんないのは本音が出てないからだ。


一見整ってるように見えて、で、それで?だから?って言いたくなる

いいこちゃんの演奏。

怖いな、、やはり自分が出てしまう。


でも、本音がないわけではないのだ。


昔弾いてた時は「つまんない」が本心で。

ルビンシュタインの演奏を聴いて感動し、レッスンで面白くて感動したのも本当で。


だから、今回は、演奏を聴いてもらう人達に、その私の感動を少しでも伝えたい、って思った。

こんないい曲なのよって。

・・・って文にするとすごいクサいけど。


その思いはすごくあったけれど、今までの自分を振り返ると、たまたまできちゃうことはあっても、色々な雑念やら、ピアノという楽器に翻弄される自分を解放できるのか不安で・・・そんな、変な緊張もずっとあったのだと思う。


でも、ふっきった。

余計なことは考えないで、どう思われても、好きなように歌おうと思った。


生徒さん達の演奏にも刺激されたのかもしれない。


本番での演奏は、、、楽しい時間だった。


言葉が合ってるかわからないけれど、終わってみたらなかなか面白かったと思えた。


初めて、自分を開けた気がする。

できちゃった、じゃなく。


ミスやら、まだまだ足りないなって反省はあるけれど、少なくとも、本音で弾けた気がする。


考えてみると、歌だと自分を晒すことに対しての恐怖をあまり感じないで向かえるのだけれど、ピアノだと他の雑念が入ってできないことのひとつだった。

ピアノという楽器に翻弄されてしまう所がまだまだあるのだと思う。でも、今回は歌う時と同じように、考えられた部分があった。


自分のスタイルを作ること。

‘境地’で弾けるようになることを目指して音譜


これからやりたい曲もいっぱいあるから。


自分と向き合い、人とまみれ合いながら、勉強して行きたいと思いますドキドキ







ふと気がついた。
一週間トータルで考えると、生徒の子供達と話してる時間が1番長い気がする・・・・・
結構面白いのだけれど。

昨日もレッスンをしていて、思わず笑っちゃったことが。

小学生のAちゃんが、「人魚の歌」という曲の最初の一音を弾いたとたん、
「わぁっ!」
と驚いて、両耳をふさいじゃいました。
自分の出した音が大きすぎたのにびっくりしたのです。
その後に出た言葉が、

「ねぇ、このピアノもう少し小さくならないの?」

・・・・・にひひにひひにひひ

お家で電子ピアノで練習しているからだろうと思い、
「このピアノは電子ピアノじゃないから、スイッチで音量は変えられないんだよ。Aちゃんが自分で変えるの。」
と言ったら、
「自分で…。」
と、ちょっと考えてからまた弾き出しました。

でも、最初を何度も弾き直します。
「やだなぁ、まだ左がうるさい。」
「よく聴けてるね、じゃあ左を弾き出す時に、ドンって手首から落とさないで、もう少しやさしく弾いてみようか。右のメロディが聴こえるようにね。」
・・・そんなやり取りを何度も繰り返して、だいぶいいバランスを見つけたようです。

Aちゃんは普段から結構繊細なのだけれど、ピアノを弾くといい気持ちになって音を聴かずに自分に酔っちゃう所があり、強弱をつけることも苦手でした。

でも昨日は、少し気付いたみたい。
最後にボソっとつぶやいて帰って行きました。

「人魚っていうのは~、心の半分が人で、もう半分が魚なの。でも私の演奏はね、人の心の方が凍っちゃって、金魚の歌になっちゃってたの。」

ほおぉ~うアップ

それから、弾き歌いをするSちゃんという子がいます。

幼稚園で始めた頃は、ピアノの前に座ってることもなかなかできず、でも歌が好きだったので、ピアノよりもよく歌っていました。
ピアノを頑張るようになったのはこの半年ほどなのですが、楽譜を読んで、音を出せても、なかなか音をつなげて弾くことができませんでした。
それで試しに、
「このメロディを歌ってみよう。」
と言ったら、私の言葉を勘違いしたのかいきなり弾き歌いを始め、しかもレガートで弾けちゃったのです。

今は一応歌わなくてもレガートで弾けるのですが、歌うことで音楽を把握しようとしているらしく、新しい曲の時はいつも一生懸命歌いながら弾いています。(知ってる曲は歌詞付き、歌がない曲はドレミで。)

その子が今度初めて発表会に出るのに暗譜に挑戦することになりましたが、なかなかうまくいきません。
それで、
「じゃあSちゃんの得意な、歌を歌いながら弾いてみる?」
とやってもらったら、すんなりできました。

何回かそうやって弾けて、本番も弾き歌いでもいいかな、でもちょっと次行ってみるかな、と考えていたら、
今度は自分から、
「歌わないでやってみる。」
と言い出しました。

そしたら暗譜はしっかりできたし、流れがあるいい演奏だったので褒めたら、
ちょっとはにかみながら得意げな顔で、こそっとひとこと。

「私ね、心の中で歌ってるのよ。得意げ


こんなレッスンばかりじゃないけど、生徒さんが自分で気が付いて行く姿をみると、自分ももっと考えろ~~~って言われている気がします。

最終的には自分次第だから。
負けていられないぞよ。

ってすぐ自分のことになってしまうネww

・・・しかし、子供達のレッスンは、テンションの高さに飲まれているのか、どうも無意識に声を高く、大きく張りすぎてしまいます。
その後はガラガラ閉店・・・ガーン
にならないために考えねば。

圧迫、圧迫~~~ビックリマークビックリマーク