先日出かけてきた木曽路&伊那路の旅 まだまだ紹介していないところがたくさんあります
中央西線沿いにある駅に立ち寄りました
約25年あじさいぶりの訪問
【明治42年開業の中央本線・南木曽駅】
国の重要伝統的建造物群保存地区である妻籠宿の玄関口の駅ですが、随分寂しくなった感じです
【木曽川に架かる木造の吊り橋
があります
】
そ・れ・が、大正11年に完成した国の重要文化財・桃介橋なんです。
この橋は大同電力(初代社長は福澤桃介(福澤諭吉
の婿養子))により架けられました。
【福澤桃介にちなんだ橋・桃介橋を渡ってみましょう】
実はこの橋、読書発電所(現・関西電力)建設資材の運搬路
として架けられたんです。
【この2本の先は、まさに線路ですね
でもどうして橋に線路が
】
架橋当初、資材運搬のためにトロッコの線路が引かれていました。
平成5年の橋の復元時、文化財としての価値を残すため、その痕跡を残すように配慮されたんです
【橋の長さは247mで、木造吊り橋としては日本でも有数の長さ】
トロッコは南木曽駅
から橋を経由して山中の導水路に通じていたそうです。駅からの路地を通って橋に至っていたようなので、横丁鉄道
のような感じだったのでしょうかね
現在は埋め木で2本作られていて、かつての線路
の名残がわかります。
【橋は木曽川だけでなく国道19号
もまたいでいます
】
国道をまたいでいるということは、橋の先(南木曽駅側)が旧道(三留野(みどの)宿)であることがわかります。
実は南木曽駅は、昭和43年までは三留野駅
だったんです。