5歳の甥っ子が
保育園の園外学習(お散歩?)で
タニシやイモリ、カエルが
たくさんいる場所に行ってきたらしく

その場所を
「オバに教えてあげる!」
「一緒に行こう!」
と言いました。


「保育園の男の子は、
みんなイモリやカエルを捕っているから
僕も捕らないと!」


イモリやカエルが好きなお母さん
…というのは
あんまりいないので笑、


母親である私の妹に言っても
拒否されるであろう、と
よくわかっている甥っ子


オバをターゲットに。



いや、私もね
好きじゃないんですけど?なんで私?
むしろ大嫌いなんですけど、どうして私?


23歳になる私の長男が
大の生き物好きで、
大学でもそういう勉強をしていて


そのテの話を
帰省中私に話してくれるのを
私も楽しそうに聞いているけれど


それは
たまにしか会えない息子と話すのが
楽しいだけであって、
けして私は生き物が好きなわけでは・・・真顔


大学院で博士号を取るのが目標の、
本物の“いきものはかせ”を
生み出したこのオバなら
きっと生き物好きだ!
…と大きな勘違いをしている甥っ子。


そもそも、
私は兄弟が同じ事をするのが
自然なことだと思っていない。



私にとって甥っ子は、
年の離れた末っ子三男みたいなもの。




例えば
子供が全員公務員!とか
子供が全員医者!とか


親が
同じ公務員
同じ医者
…と同じ職業をしていて
子供達がその背中を見て
…ということならば
自然なことなのかもしれないけど


そうではないのに、
その子供達、それも一人ではなく二人三人
皆まったく同じ職業に就くのは


押し付けるまではしなくとも
親がそう仕向けるような発言や
「それが最高」「それがいちばん」
と洗脳するようなことを
常日頃から発言しているからではないのか
その職業、その職に就いている人を
羨むような言動を
子供に見せているからではないのか
…と思えて。


「やっぱり安定している公務員よ!」
「公務員はいいわよね~」
「あそこのお宅は公務員だから、」
等と、公務員ではない親が
子供の前で言っていなければ
判でついたように皆揃って
同じ道を歩かないのではないか?…と。


医者も然り。
私の息子達の出た小学校には
医学部至上主義の熱心な親御さんが
たくさんいて、
お父様がそうだから…ということでもなく
まったく畑違いの仕事をしているのに

医学部、医学部、絶対医学部
子供は二人とも三人とも
医学部ざーます
ってご家庭がたくさんあって。


うちの長男はもう23歳
他の同級生は今春大学を卒業して
就職をしたけれど、
そんなご家庭の同級生は
三浪くらいして去年あたりやっと
どこかの医学部に入ったばかりざーます
下のお子さんも次男の同級生だけれど、
医学部以外の進学を考えていないから
今年も予備校通いざーます
…というおうちがちらほら。



子供は同じように育てたつもりでも
性格や興味の対象、才能も
まったく違うので


それがなぜ
ある年齢になったら
一律同じ道を歩き始めるのか


そこに
親の意向や洗脳らしきものは
まったくないのか


私は疑問に思うわけです。



私の母校の大先輩女性がいて、
息子さん三人が
三人とも医師になり、
私が大人になってから
大人になった息子さん達と
一緒に働くようになった時


人として大人として、は
どうなのか?という人物になっている
三兄弟を見て
「ああ、先輩は
とても教育熱心なお母さんで
息子さんを三人とも
医学部に入れたのだろうけど、
人として大切なことは
ちゃんと教え忘れてないか?」
と思うことがあったり


反対に
友人である両親は医師
だけど、子供さん三人は
学校も三人バラバラ
お子さんの成績が良くなくても
「うちは、子供を
大学に必ず行かせないといけない…とは
思ってないんだよね~」
「勉強より他に、
人として大事なことがあるからそれが先!」
と言ってのける医師友人を
かっこいい、と思ったり


上の子は医療や福祉に携わり
下の子は料理人になる
…という友人の、
子供の“好き”を最大限に尊重し
子供の“才能”を最大限に伸ばした
育児に拍手をする




・・・という私は
子供が同じ事をするのを
疑問に、不思議に、思うので


私の長男が興味津々だったから、といって
次男に同じ物を与えようとは思わないし


長男が喜んだから、といって
次男を同じ場所に連れてもいかない。


それは甥っ子にも同じで。


「僕は男の子だから、
生き物を捕らないといけない」
「みんな捕っているから」
と言う、甥っ子。



長男が、幼い頃の
“いきものはかせ”のまま
今、本物の“生物博士”になる勉強を
続けているのは
本人にとっても幸せなことであると同時に
才能を見出だし伸ばした
母親としての私の育児も
間違ってはいなかった、と
自負しているし


次男が
ナマモノよりは無機質なもの
自然界にあるものよりは
整然と人の手によって作られたものに
興味を持ち、
長男とは真逆の事を学んでいることも
面白い、と思っているので


甥っ子が
保育園の生き物好きな男の子達や
私の長男と接する中で
生き物にチラッと興味は持っても、
本当に好きかどうかは
見ていてわかりますから



それよりは
やけに耳や音感が良く
一度聞いた音楽を覚えていたり
いつも歌を歌っている
そんな甥っ子の才能は、
長男や次男とは別のところにある
キミは生き物博士には向いていないから
そんな場所に行かなくても…
お兄ちゃんと同じじゃなくていい
…と思うのだけれど



↑↑↑↑↑
オバの言い訳。
「やだ、オバ行きたくない」
だって日に焼けるんだもん。
それに、あんたに教えてもらわなくても
オバはもう20年近く前に
お兄ちゃん達を連れて
イモリもカエルも捕れる場所に
行きまくったから
そんなとこ知らなくてもいい。



…と拒否したにも関わらず
結局連れていかれることに。


しかも、次男まで。
「お小遣いあげるから子守りして」
と妹に頼まれて
同行。



来てみたら、ここは・・・
なんか来たことある気がする場所。
デジャヴ?



やっぱり18~20年前
長男や次男を連れて
遊びに来た場所だった。


スタイをしている2歳だった次男が、
20歳になって



同じ場所で、
現れるとは思いもしなかった従弟と
(私の妹は独身主義で、結婚も40歳だったから
従兄弟なんてできるとは
私も思っていなかった)



不思議な光景。



次男は
「俺、二十歳になってここに来るとは
思わなかった~
なんでこいつの子守りさせられてんだ!」
と言ったのだけれど


それはこっちの台詞ですよ!ムキー


私はね、
こんなことは
20代終わり~30歳過ぎで
終わらせたはずなんですよ!ムキー


なぜ今更
炎天下
汗だく泥だらけで
「ちょっとタニシ持ってて!」
「逃げないようにイモリを押さえてて!」
と生き物を触れない幼児に命令され、
言いなりに気持ち悪い生き物を
素手で触らされているのか
わからない。



なにこれ、デジャヴ?
と、思いつつ



ヨダレを垂らしまくって
2歳になってもスタイをはずせなかった
可愛いくて小さい次男が、
気がついたらでっかい体の二十歳になって



手のかかる長男がいたから
私は可愛くて小さい次男を
十分に抱っこもしてあげられず
ああ、できるなら
またあの可愛い小さい次男を
膝に乗せたい抱っこしたい


あれは
二度と戻らない貴重な時間だったのだ



…と思ったら
今、この瞬間も、
戻らない時間なんだ


と、日焼け止めを追加で塗り
日傘をさして手袋をして
黙って幼児の命令に従い



炎天下の苦行を堪え忍んだのでありました。



生き物が嫌いな男の子がいても
生き物が好きな女の子がいても
いいじゃない。


オバは生き物が嫌いな女の子笑