今回から数回に分けて
ご紹介する現在小学4年生の2人の生徒は
好きなものを月に1冊程度読むくらいで
読書量が多い方でありません。
そこで、幼稚園年長のころから、
読書は「量より質」を徹底してきました。
そして8か月前、S塾に入塾。
入室テストでは中位の成績で
アルファベットクラスからスタート。
現在はレベルアップして
最上位クラスで学んでいます。
ここから小学5年生になる2月までは
塾からの課題の多さに
疲弊しないよう工夫しながら
1.弱点を大切にする学び方
(理解不足の部分を申告できるようにする)
(苦手な問題を振り返る習慣を身に着ける)
2.彼らにあった学習の仕方を構築する
この2点を目標に、
「深度」を大切にした国語学習
- ていねいに読む
初めての文章(素材文)を音読させない
言葉だけを読む習慣がついてしまうから
その後は、一人で音読させるながら
親子でやったことを
くり返し思い出させるようにする
- じっくり読む
わからない言葉に注意
言葉の意味を調べるのを面倒だと思う子が多い
最初は親子で読む理由
- 深度を大切にする
「深度」とは
たとえば、一文から
いろんなものを派生させる
そこからイメージを広げ体験をさせる
塾の教材や下記にあげた市販教材には
子どもたちにとって
大切な体験ができる素材文が
たくさん掲載されています。
そんな素材文を
フル活用して
たくさんの体験をさせてきた例を
ご紹介したいと思います。
【物語文から】 たつやくんの場合
7ページ第1回
タヌキのポンと夏祭りのお話
(あらすじ)
「人間はとてもおもしろい」と聞かされていた
たぬきのポンが夏祭りのおはやしを耳にした。
勇気を出して男の子にばけて、お祭りに行く
までのお話。
・祭りばやしってどんなものかな
・お祭りってどんな遊びがあるかな
・お祭りではどんなものが売っているかな
・たぬきのポンは耳を澄ましてその音を聞いている
→どんな気持ちなんだろう
・たぬきのポンは祭ばやしを聞いて
自分も「行ってみたくてしかたがなくなって…」
「行ってみたいと」
「行ってみたくてしかたがなくなった」
この二つのちがいはなんだろう。
・たぬきのポンは
「人間はおもしろいっていうし…。」
お祭りに行くかどうかなやんでいる。
このシーンでたぬきから見て
「人間のどんなところがおもしろいんだろうね」
(理科分野)
・(本文引用)
遠くから、風に乗ってにぎやかな祭りばやしの音が…
→音が風に乗って
※次回は説明文についてご紹介します。