なんてくだらない!
テーブルの上に、秋の光が窓の形をしたまま薄い水のように流れてきた。
はがきが、その上に筏のように浮かんでいた。
なんてくだらない!
言いたいのだが、声にはならず、
中断していたことを再びはじめる前の、
小さな寄り道のように私は窓の外を見つめた。
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新詩集『雨の降る映画を』(10月10日発行、象形文字編集室、送料込1000円)の購読をご希望の方はメール(panchan@mars.dti.ne.jp)でお知らせください。
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なお「谷川俊太郎の『こころ』を読む」(思潮社、1800円)とセットの場合は2000円
「リッツッス詩選集」(作品社、4400円、中井久夫との共著)とセットの場合は4500円
「谷川俊太郎の『こころ』を読む」「リッツッス詩選集」「雨の降る映画を」三冊セットの場合は6000円
です。