スティーブン・フリアーズ監督「わたしの可愛い人―シェリ」(★) | 詩はどこにあるか

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監督 スティーブン・フリアーズ 出演 ミシェル・ファイファー、ルパート・フレンド、キャシー・ベイツ

 感想を思いつかないくらい退屈な映画だった。キャシー・ベイツは、若いころミシェル・ファイファーの好敵手の高級娼婦だったという設定だが、キャシー・ベイツの方が美人に見えてしまうくらい私はミシェル・ファイファーが嫌いなのであった。
 ミシェル・ファイファーがルパート・フレンドに夢中になるのは若い男だからだろうか。美男子だからだろうか。そして、ルパート・フレンドがミシェル・ファイファーに夢中になるのはなぜだろうか。母親と同じ年代の、引退寸前(引退した?)高級娼婦のどこがいいのだろうか? セックスの手管? なんでも買ってくれるから? 理由がぜんぜんわからない。それがどんな理由であれ、ふたりが相手に溺れる理由がわかればおもしろくなるだろうけれど、なんにも伝わってこない。
 クライマックスは、ミシェル・ファイファーがパリに帰って来て、そこへルパート・フレンドが押しかけるシーンだけれど、台詞ばっかりなので私は眠ってしまった。



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