リムパーザ(オラパリブ)について | 湘南鎌倉産婦人科ライフ

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福田です。今年の4月よりプラチナ感受性再発卵巣癌に対してリムパーザの処方ができるようになりました。点滴でなく内服薬です。リムパーザはPARP阻害剤というタイプの新しい薬です。大まかに言うとPARPというDNAの修復に関わる部位をブロックすることで癌細胞の増殖を抑制する薬です。BRCA遺伝子が変異している患者に特に有効ですが、プラチナ感受性があれば治療効果の有効性が示されたため、今回保険適応となりました。ちなみに7月に再発乳癌に対しても承認されたそうですが、保険適応となるのが、「がん化学療法歴のあるBRCA遺伝子変異陽性かつHER2陰性の手術不能または再発乳癌」 とかなりの縛りがあり、実際に使うことのできる症例は多くないのではと言われているようです。乳癌に関してはリムパーザ処方に関してBRCA遺伝子検査が必要なので検査が保険適応となります。卵巣癌に関してはこの検査は自費となってしまい、かなり検査費が高額なため、なかなかできません。保険適応で遺伝子検査ができる点は羨ましいです。リムパーザの頻度の高い副作用として吐き気と貧血が言われています。該当する患者さんがいたため、先月より処方開始していますが、今のところ強い副作用はでていないようです。新しい薬なので、患者さんの具合がどうなるかわからないので、注意深くみていきたいと思います。

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