こんにちは、デザイン書道家の高田です。
昨年12月からスタートした「月1回のライブセミナー」。1月も無事に(?)開催いたしました!
今回のテーマは、新年らしく「餅つき」。
お餅の粘りや、杵を付く力強さ、そしておめでたい空気感……これらをどう筆文字のデザインに落とし込むかが面白いお題です。
一人ひとりの「表現の意図」に向き合う添削
今回は6名の方から作品をお寄せいただきました。私の教室で大切にしているのは、単に綺麗な字を書くことではなく、「どう見せたいか(意図)」を形にすること。
事前に送っていただいた「文字のイメージ」と「表現の意図」を読み解きながら、その場でライブ添削を行っていきます。
気づけば、予定の1時間を大幅にオーバー!一人ひとりのこだわりに向き合っていると、ついついアドバイスにも熱が入ってしまいます。
その中から、2つの作品をご紹介しますね。
1作品目:「かわいい」をどう表現するか?
■イメージ:丸みを帯びたかわいい文字
■表現の意図:小さい丸い餅をつく、かわいい子供たちを表現してみました。
「小さい丸い餅」「子供たち」など表現することが多いと、文字で表現するのがとても難しくなります。そこで、今回は「かわいい丸い餅」に絞ってサンプルを書きました。
あまり表現することが多いと、逆に文字に落とし込めなくなってしまうため、シンプルにするのがポイントです。
2作品目:「粘りと力強さ」の表現
■表現の意図:餅の粘りのある力強さをイメージしました。点は少し丸みを帯びさせました。
こちらの方は、入会してまだ間もないのですが、さっそくセミナーに作品を出してくださいました!この「まずはやってみる」という前向きな姿勢は嬉しいですね。
粘り気と力強さを出すには、筆脈とスピード感が鍵です。右上がりや、カスレを効果的に入れることで、躍動感が生まれます。
それを踏まえ、サンプルを書きました。
餅や「き」の最終画に曲線を入れて書いています。このようにすると、グッと餅らしい粘り気があるように見えませんか?
まさかのハプニング!録画がされていなかった!?
実は今回、セミナー終了後にショックな出来事がありました。
なんと、当日参加できなかった方のためのアーカイブ動画が、途中で切れてしまっていたのです…。
「なんで?」と落ち込みましたが「楽しみにしてくれている生徒さんに届けたい」という思いで、すぐにサンプルを書くシーンの撮り直しを行いました。
セミナー中は、生徒さんの作品からインスピレーションをもらい、即興で書いています。すでに作品があるので簡単に書けると思いきや、書き直しを連発する作品も!
全く同じ形やカスレ、勢いは二度と再現できないのが書道の難しいところ。納得がいくまでやり直し、撮影が終わったときには心地よい疲労感が(笑)。
でも、その分、熱量のこもった「完全版サンプル動画」をアーカイブにお届けすることができました。
失敗は成功のもと。次回は録画テストを念入りに行いつつ、また皆さんとライブならではの「熱」を楽しみたいと思います!



