続き③です!
5)そして、セカンドラインは、骨髄抑制をあまりかけないマイルドな維持療法
(SD狙い)にはいるのが、通常のプロトコルですから、
ここが、免疫細胞治療を併用するチャンスなのです。
6)上記、2.―3)~4)で、がん細胞をあり程度弱らせることで、
免疫細胞に抑制をかける力が減退します。
そこへ、培養し、活性化した免疫細胞治療を施すことで、
初めて、免疫細胞治療
の効果が期待できるわけです。
*私もこの5年間、常に標準治療と免疫細胞治療を併用してきました。
具体的には、肺線がんですので、
①ファーストライン:DNA合成阻害剤2剤
+アバスチン(分子標的製剤)
⇒がん細胞は一気に退縮しました。40%以上PR。
②セカンドラインは、骨髄抑制しにくいマイルドな維持療法として、
アリムタ+アバスチンを使用。
まだ、病変は小さいまま、
つまり免疫抑制がある程度解除されているので、
ここぞ!とばかりに、「免疫細胞治療:活性化自己NK細胞移入治療
など」を
併用開始しました。
更には、正常細胞に充分な栄養を与え強化し、
且つがん細胞の免疫抑制解除にある程度貢献すると云われる、
超高濃度ビタミンC点滴療法も開始しました。
7)その結果、私は、多発性肺腺がん(術後2年で転移再発)を
5年3カ月以上、
素晴らしいQOLのもと、ぴんぴん健常者同様の生活をして、
生き抜いています。
この5年間、新病変は一切ありません。
因みに進行肺がんの5年生存率は2~3%と言われ、
その方々で、ぴんぴんと
QOL高く健常者同様の生活をしている患者さんは、1%以下でしょう。
8)つまり、標準治療と免疫細胞治療をベストなタイミングで上手に
組み合わせることが、この免疫細胞治療の効果を充分に発揮させる
ポイントなのです。
9)これからは、年内~来年にかけて、
続々と免疫チェックポイント阻害剤と
分子標的製剤が承認・使用されますから、
それまでの半年から1年半を標準治療と免疫細胞治療をベストな
タイミングで
上手に組み合わせる戦術がよろしいのではないでしょうか。
*従い、身体に無理の無い程度で、SDもしくは少しずつ微増は
許容効果とみなし、新薬たる免疫チェックポイント阻害剤承認を
待つ。
・・・続きあり
沼袋謙太より